二話…水の中… ページ3
……………
《…王子？》
不思議そうに首をかしげ
自分を見つめる少女に、
ﾍﾞﾙは再び笑みを浮かべる
ﾍﾞﾙ「しししっ…そ♪ 王子。
っつーか、何でお前…
そんなとこに居んだ？」
ﾍﾞﾙがそう問いかけると
少女は悲しそうな表情を浮かべ
目線を下に向けた
《…逃げられないの
私、水の中でしか
生きられないから…》
ﾍﾞﾙ「水ん中…？」
少女の言葉を
あまり理解出来ていないﾍﾞﾙ
…それを察した少女は
小さくため息をつき、
自分の着ているﾜﾝﾋﾟｰｽの裾を
少し捲り上げる…
ﾍﾞﾙ「……っ!!!」
本来なら、
二本の脚が姿を現すはずだった
しかしﾜﾝﾋﾟｰｽの下に
隠されていたのは…
…魚の尾ビレ
《気持ち悪いでしょ…？》
少女はそう呟いて
苦笑を浮かべながら、
捲り上げていたﾜﾝﾋﾟｰｽを下ろし
再び自分のヒレを隠す。
しかしﾍﾞﾙは…
ﾍﾞﾙ「しししっ♪
気持ち悪くなんかないぜ？
……超 キレーじゃん」
その事を全く気にせず
少女が入れられている水槽の
上のフタを開けた
…ｷﾞｼｯ
ﾍﾞﾙ「…何分ぐらいなら
水から出ても平気なんだよ」
水槽に乗り出し
問いかけて来るﾍﾞﾙに、
少女は少し戸惑いながら答える
《15分ぐらい…かな
……出してくれるの？》
ﾍﾞﾙ「楽勝だな
……出してやるよ」
ﾍﾞﾙはお気に入りのﾅｲﾌを
一本だけ取り出し
少女を固定していた鎖を
器用に切っていった
ｼﾞｬﾘｯ…ｼﾞｬﾘ…
《…ありがと 王子》
全ての鎖が切れて
ようやく自由になった少女は
とても嬉しそうに微笑む
ﾍﾞﾙ「別にいいって♪
…こっからは急ぐから
しっかり掴まっとけよ？」
…ﾍﾞﾙも微笑みを返し
自由になった少女の体を
ゆっくりと水槽から出して、
優しく抱きかかえる
そして…ふと、
二人の目が合った
《私は…A。 よろしくね》
ﾍﾞﾙ「あぁ…よろしくな」
…そうしてﾍﾞﾙは
Aを抱きかかえたまま
ｳﾞｧﾘｱｰのｱｼﾞﾄへ向う―――……
……………
ラッキーアイテム
革ベルト
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siho0613(プロフ) - 面白かったです！ よかったらお友達になってください(>_<) (2011年5月12日 22時) (携帯から) (
レス) id: 565e03e372 (このIDを非表示/違反報告)
★NAMi★(プロフ) - ★マカロン伯爵SAN★読ンでくれてありがとうござぃマス｡* 友希 全然okデスよ♪(o^∀^o) 奈美でよければ、よろこンで☆ (2011年5月5日 19時) (携帯から) (レス) id: e54086ebae (このIDを非表示/違反報告)
マカロン白書(プロフ) - 面白い☆更新頑張って))友希よろしい?? (2011年5月5日 17時) (レス) id: bcf20a9258 (このIDを非表示/違反報告)
★NAMi★(プロフ) - ★皆SANえ★ またまた更新が遅れてしまぃました…(ρ＿；) やのに見捨ずに見てくれている皆SANにわホンマ感謝デス！｡* 一人一人にコメ返せなくてゴメンなさぃ;; 忙しくて…｡ また時間作ッて返せるように努力しマス！ デワデワ>>> (2011年5月4日 20時) (携帯から) (レス) id: e54086ebae (このIDを非表示/違反報告)
くるみ - ひさしぶりんこ!!・・・ぎゃあああああああああああああヤバいヤバいばれちゃうね☆←なんでこんなにもう/ざいんだろうｗ これも切ないねナンかすっごい切ないね泣いちゃうよマジでせつないよおおおおおお (2011年4月30日 10時) (レス) id: 91d84142e4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：★NAMi★
