答えと ページ12
「始まるね…」
「そうだな…」
リンクを見れば勇利くんとヴィクトルが滑り終えたところで拍手をする。
何だか恋人みたいだな、あの2人…だけどそれぐらい素敵な踊りだった。
「最後に滑るのは白雪A選手とユーリ・プリセツキー選手です。曲は"魔法にかけられて"よりTrue Love's Kissです。」
「じゃあ行ってきます。」
「おう…A、その衣装凄い似合ってる。」
「あ、ありがとう。」
ユーリくんに送り出されリンクへと滑っていき曲に合わせジャンプを決めれば拍手が起こった。
スピンやステップをしているとユーリくんが登場し私が提案した通りジャンプを決めこちらへやって来た。
ユーリくんに手を差し出され私がその手をとる。
彼の動きに合わせながら2人で滑っていればユーリくんが周りには聞こえないような小さな声で話しかけてきた。
「お前と滑れて良かった…。」
「っ…ユーリくん…あのね、告白の答え今言ってもいい？」
「は！？ちょ…」
「私も好きです…ユーリくんのこと…」
思い切って彼に伝えれば彼が滑るのをやめ立ち止まる。
その様子に会場もざわめく。
「ユ、ユーリくん？」
「っ…俺…嬉しくて死んじゃいそうだ。…A！」
「ひゃ！？」
いきなり彼に抱き上げられそのままリフトをする。
どうしよう、私ニヤけてないよね！？
顔を隠したいけど手が塞がっていて顔を隠すことが出来ない。
「ユーリくん、顔見ないでね…多分…いや絶対やばい顔してるから…」
「そ、それは俺のセリフだ！…A、お前のこと本当に大好きだ。」
「…私も…大好きだよ。」
曲が終わりを迎え練習の時に打ち合わせたようにお互い手を取り合ってポーズを決めようとすればその手を強く引かれ気付けば彼の胸の中にいた。
シーンと静まる会場に今日1番の拍手が響いた。
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マグロ(プロフ) - はなさん» コメントありがとうございます！はなさんのコメントを読んでいて嬉しい気持ちでいっぱいになりました！もう少しで完結になってしまいますがそれまで応援していただければ…と思います！！ (2017年1月17日 14時) (
レス) id: 713f1b37ee (このIDを非表示/違反報告)
はな - きゃー！！一気に読んでしまった、、、原作の中に溶け込むというより元から主人公がいたかのよう、、、とてもオリジナルが強くて面白い！！はやくエキシビション完成してー！！純粋な恋愛にドキドキ！そしてGPF優勝おめでとう！少し潤んでしまいました (2017年1月16日 21時) (レス) id: 49dd1bf8fb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：マグロ | 作成日時：2017年1月9日 12時
