部外者�� ページ5
「休憩でーす!!!」
夢咲が部員に声をかける。
さーて、今日も見れるなー。
「とーる先輩!!!ドリンクどーぞ♡」
「あ、うん、ありがと!!」
わーすげーやアイツ口は笑ってるけど目が笑ってねぇや。(棒)
そんなに至近距離で渡されても迷惑なだけだろ。
マジで笑うほんと。
「まっつん先輩!!!私の作ったドリンク美味しいですかぁ〜?」
「あ、おう…いつも美味いぞ」
一静www顔がwww引き攣ってるwww
「わぁ〜よかったですぅ〜♡」
華園すげーな人の手柄を自分のものにするって。
てか部員全員の好みの味をこんな短期間で完璧にするとかお前どんだけハイスペックなんだよ。
そんな才能あったら欲しいね。
「ねぇ、叶永…」
「なに?及川くん」
「ドリンク作ったのって本当に有里那ちゃん?違うよね?」
「うん…私が作ってるんだけど、有里那ちゃんが自分で作ったってことに……」
「だよねー…こんな短期間で完璧に作れるとか不自然すぎでしょ」
「でもこれから覚えてくれるかもしれないし、…
私もちゃんと教えるから!!ね?」
ほーらもう主将は気づいてるよ?
夢咲に ほら練習練習!! と急かされる主将は不機嫌そうな顔で練習へ戻った。
いやー……ニヤけるねぇ…
私が口元を手で抑えて笑いたくなるのを抑えてたらまたもやアイツと目が合った。
そして口元から手を離して口パクで、
こ っ ち 見 ん な
と伝えた。
それを見たアイツは微笑む。
……なにアイツってMだったっけ?
鳥肌立ったわ普通に。
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作者名：麻香 | 作成日時：2017年8月10日 6時
