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『弁当作戦順調ー？』
「…」
「あ、花冠！私、花冠作れる！」
慌てて携帯をポケットにしまう。
絶対絶対見られた。
100パーセント見られた。
望くんに背を向けて、花を摘んで輪を作る。
インパクトあったら、忘れてくれる。
きっとそう！
「できたよ望くん！」
背伸びをして頭に乗っければ、
外国の映画に出てくる俳優さんみたいにカッコいい。
「あ、今度こそ写真…」
「なぁ、」
携帯を鞄から取り出そうとしてしゃがむと、
望くんも隣にしゃがんだ。
「はい…」
「さっきの、」
やっぱり、怒ってる？
無かったことにはできないし、
「ごめんなさい！
お弁当…クラスの人に、相談して、
張り切り過ぎって思ったよね…？」
恐る恐る望くんの反応を見れば、
きゅって手を引かれてそのまま腕の中に閉じ込められた。
「望くん、」
そのまま喋るわけでもなく、ただただ抱きしめられて、ドキドキし過ぎでパンクしそう。
「…そんなん思うわけないやろ。」
「えっ、」
さっきから見つからなかった手の居場所は、
そのまま望くんの指と絡まった。
「俺のために頑張ってるのに、嬉しくないわけないし。」
ポンポンって頭撫でられて、胸がキューって苦しくなる。
心臓の音が大きくなる。
「でも、わがまま過ぎって嫌じゃなかった？
今日の場所とか…」
デートとか人生でしたことないから、
場所もちゃんともっと大人っぽくしなきゃダメだったかなぁ。
肩を持たれて、離されるとお互いの顔が見えて
目が合うと望くんは口角上げた。
「嫌やったら、もう帰ってるわ」
「えっ…」
帰ってないってことは、
大丈夫ってことなのかな。
「俺あんまり顔に出えへんと思うけど
全部楽しかったし、」
「本当に？」
「ん、」
「よかった…」
「A」
目を閉じた望くんを見てから私も目を閉じる。
優しく触れると、もう一度ぎゅっと望くんの方に引き寄せられる。
「次は俺が場所考えとく、」
「えっ、またできるの？」
「え？するやろ、」
しかも次は望くんの考えてくれた所行けるなんて、
「やったぁ…」
「変な奴」
ふって笑って携帯を開いてカメラを向けられる。
「今日、ありがと」
「こ、こちらこそ…！」
シャッター音と同時に、上に来た通知。
『望、楽しんでる？♡』
「…あ。」
「流星殺す…」
片手を顔に当ててこっち見て恥ずかしそうに笑った。
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ますかっと.(プロフ) - 陽歌__ .｡.:*さん» ありがとうございます！頑張ってきます(^^) (2018年4月7日 21時) (
レス) id: 55961f6a75 (このIDを非表示/違反報告)
ますかっと.(プロフ) - 小瀧。さん» 早く書きたいです〜！受験生なってきますね！ありがとうございました (2018年4月7日 21時) (レス) id: 55961f6a75 (このIDを非表示/違反報告)
ますかっと.(プロフ) - 華凛さん» ずっと読んでくださって、沢山コメントありがとうございました！ (2018年4月7日 21時) (レス) id: 55961f6a75 (このIDを非表示/違反報告)
陽歌__ .｡.:*(プロフ) - 完結おめでとうございます！！もう、凄い面白かったです^ ^ 受験頑張ってくださいね！ (2018年4月1日 10時) (レス) id: 61eed11da1 (このIDを非表示/違反報告)
あゆ(プロフ) - ぐわぁぁぁぁぁぁ！！終わってしまったぁぁぁぁ！！悲しい(T-T)凄く面白かったです。また新作出来たら飛んでやってきますんで！！ (2018年4月1日 5時) (レス) id: a9e50c2210 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ますかっと. | 作成日時：2017年12月7日 23時
