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いつもより紅い火照った顔で見られてる。
こっちまで移りそう。
って何言ってるねん俺。
顔から目を離して、部屋に目を移す。
綺麗やし、可愛い…
って何考えてんねん俺。
「小瀧くん…、」
俺のが座高も高いし、向こうは寝てるから、布団から出る顔は自然と上目遣いで、目が離せへん。
「…名前、」
「あ、望くん…」
しかも、いつも名前で呼ばれないのに
今呼ばせるとか、俺最低やん。
体調悪いのに、無理させるし。
「…好きです。」
ボソッと呟いたその言葉はちゃんと俺の耳届いて、Aの顔を覗き込む。
「…えっ」
「大好き、です。」
真っ直ぐな言葉に心臓がいつもより速く動いてる気がした。
布団から出てる俺より小さい手に、女の子って事を改めて感じる。
「…ごめん、困らせてばっかりで
やっぱり無しで、」
キラキラしてて、純粋過ぎて、
俺には似合わへんけど、
こんなに手放したくないって初めて思った。
「で、でも」
「…別に、困ってなんかない。」
こんな事ほんまは言いたくないけど、勝手に滑った口に慌てて手を当てるけど遅い。
「ほ、ほんと？」
「っ、」
そんな嬉しそうに笑われたら、
誰でもやられるんちゃうかな。
でも多分、俺は今はこの子にしか夢中になれてないんじゃないかって思う。
「よかっ、」
「…やば、い」
なんかもう無意識のうちに抱き締めてしまってたし、
今頃離すなんて、もう俺にはできない。
「そんなのされたら、
期待しちゃうもん…。」
これ熱じゃなかったら、完全にやばい奴やん、俺。
しかも、熱だからって理由つけてこんなことしてる時点でやばいし。
「私も、していい？」
やばいやばい。
顔見れば、とろん、とした瞳。
紅い頬。
この顔は反則。
「ん、」
カッコつけた俺にも、嫌気をささず、
素直に腕を回されて、簡単に心が掴まれた気がした。
抱き着いたまま何も話さないから
気になって顔を覗けば
目を閉じて、そのまま眠ってる。
いや、完全に振り回されてる。
「ど、どうしたら…」
早く流星達帰ってこないと、困るけど
帰ってこられても、困る。
「ただいま望ー！」
「うっわ！」
そんな事考えてた矢先に、突然開いたドアに
慌てて手を離した俺。
そしたら倒れるようにベッドに入ったA。
「いや、何してんの？やーらし、望」
「小瀧くんって、絶対ヤンキーじゃないでしょ
はい、ジュース」
完全に俺はこの2人に負けた気がした。
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ますかっと.(プロフ) - 陽歌__ .｡.:*さん» ありがとうございます！頑張ってきます(^^) (2018年4月7日 21時) (
レス) id: 55961f6a75 (このIDを非表示/違反報告)
ますかっと.(プロフ) - 小瀧。さん» 早く書きたいです〜！受験生なってきますね！ありがとうございました (2018年4月7日 21時) (レス) id: 55961f6a75 (このIDを非表示/違反報告)
ますかっと.(プロフ) - 華凛さん» ずっと読んでくださって、沢山コメントありがとうございました！ (2018年4月7日 21時) (レス) id: 55961f6a75 (このIDを非表示/違反報告)
陽歌__ .｡.:*(プロフ) - 完結おめでとうございます！！もう、凄い面白かったです^ ^ 受験頑張ってくださいね！ (2018年4月1日 10時) (レス) id: 61eed11da1 (このIDを非表示/違反報告)
あゆ(プロフ) - ぐわぁぁぁぁぁぁ！！終わってしまったぁぁぁぁ！！悲しい(T-T)凄く面白かったです。また新作出来たら飛んでやってきますんで！！ (2018年4月1日 5時) (レス) id: a9e50c2210 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ますかっと. | 作成日時：2017年12月7日 23時
