＊ ページ23
有岡大貴はフラフラとした足取りで屋上に向かった
有岡大貴自身知らない秘密を重岡大毅が持っている
その情報だけが有岡大貴を動かす
屋上の扉を開けると重岡大毅が夜空を見上げながら座っていた
sg「…星や月って、綺麗やと思わん？」
ar「シゲ…」
sg「健人、死んだんやろ？
で、アリーが健人の未送信メールを持っている」
重岡大毅は立ち上がる
その手にはスマートフォンが握られていた
sg「俺には山田くんから送られてきた未送信メールと考察がある。
…アリー、不思議に思わんか」
ar「何が…？」
重岡大毅はスマートフォンの画面を見せる
時間は十二時七分であった
sg「王様から命令のメールが届いておらんことに」
有岡大貴はそこで気が付く
確かに王様からの命令メールが届いていないのだ
ar「まさか…王様が死んだ？」
sg「残念やけど、それはない。
だって王様はアリー自身なんやから」
有岡大貴は頭を横に振る
ar「俺が王様…？
なんで、だって俺だって王様ゲームに巻き込まれてんだよ、王様は巻き込まれないで高みの見物を」
sg「アリー、王様ゲームが始まってから十二時近くの…王様のメールが届く直前の記憶あるか？」
重岡大毅に指摘されて有岡大貴は王様ゲームが始まった時からの行動を思い出す
ar「あるわけないじゃん‼︎
だって寝落ち…してた…」
sg「おかしいと思わんか？
メールが届く直前にいつも寝落ちとか」
有岡大貴は頭を抱えた
重岡大毅は続ける
sg「丙清村で調べ物しとった時に山田くんが見つけた名簿の中にアリーの名前あるのは聞いたやろ？」
ar「それは反論した‼︎
生きていたら六十歳…計算が合わないの」
sg「それが普通の生き残りやったらな」
重岡大毅は目線を合わせる
sg「アリーは今回の…いや、今まで行われてきた王様ゲーム全般の王様の骸やったんや」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 64人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
慧jump(プロフ) - うきなすしか勝たんるるるさん» コメントありがとうございます!!面白いと言っていただけて幸いです(*^^*) (9月19日 17時) (
レス) id: 8369fb793b (このIDを非表示/違反報告)
うきなすしか勝たんるるる - やばい！おもしろすぎる！！ (9月19日 17時) (レス) @page24 id: 748fa13fe5 (このIDを非表示/違反報告)
慧jump(プロフ) - Σさん» まさかの大ちゃん!!この後、大ちゃんがどう関わるのでしょうかね(*´艸`*) (9月12日 9時) (レス) @page10 id: 8369fb793b (このIDを非表示/違反報告)
Σ(プロフ) - おぉぉまさかの大ちゃんが⁉︎ (9月12日 8時) (レス) @page10 id: 593dbdd2a6 (このIDを非表示/違反報告)
慧jump(プロフ) - 桐山ななみさん» 生きていた�陲舛磴鵑任垢�、命令9の残酷さは終わりませんよ…(。-∀-) (9月10日 11時) (レス) id: 8369fb793b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：慧jump
| 作者ホームページ：http://wakabassl
作成日時：2023年9月8日 8時
