オーバーアチーバー【菅原孝支】 (ページ6)

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第四話ページ6

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『林さんも一緒にしようよ
評価下がっちゃうよ？』

「別に評価が下がっても私の成績なんだから良いでしょ？何でアンタが口出しすんの？」

単刀直入に言うと、林さんは私の事が嫌いだ。
別に話す訳でも無いのに嫌われている。

言い方が悪くなるがクソ迷惑だから止めて欲しい。

『あなたの成績でもチーム戦なんだから結局は皆の成績なんだよ。ていうかそう言うの迷わ____』

「はいはい二人とも落ち着こうな！
お前らそんな事で喧嘩してたらしんどいだろ！」

『菅原…』「…菅原くん」

ニッコリと笑ってあやすようにピリピリとしたこの空間を和ませようとする菅原。

いつの間にか彼方此方から向いていた視線も菅原のお陰で散っていた。

「菅原くんがあぁ言ってるけど私一度決めた事は曲げないんだよね。私はやらないから」

『…そっか。じゃあ林さんの分まで頑張るね』

「美味しいとこだけ持っていくんだね
見かけによらず本当性格悪すぎ」

『どうもありがとう』

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『…はい大地』

「お、おう！」

菅原の真似をしてひたすら大地にトス？と言うものを上げてみた。相手の動きを見てボールを上げる…簡単な動作に見えて難しい。

見よう見まねなのでどうしても私がやってみてもボロが出る。普通にブロック…されてたし。

「木下セッター向いてるな～。
木下と大地のコンビ最強だな！俺出る幕ねぇよ…」

『そんな事無いよ。
大地と菅原コンビの方が強いでしょ
瀬川はレシーブに専念して』

「はいよっ！」