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私の1日は午前10時から始まる。
洗濯機を回している間に顔を洗い朝昼兼用のごはんの準備をする。
ご飯を食べた後に止まった洗濯物を干して軽く片付けを済ます。
今日は祝日で仕事が休みだから実家でゆっくり出来る、とワクワクしながら妹と弟(勝手に行っているだけ)と何をしようかと心弾ませていた。
実家の階段を上がっていると2階からお父さんと蘭の話す声が聞こえ
住まいとして使っている3階ではなく、事務所として使っている2階へと足を運んだ。
誰かお客様が来ていてもいけないからカチャっと小さな音を立てて部屋に入ると父と妹そして小さな弟と見覚えのない男性が一人。
私の入室に真っ先に気づいたコナン君が「桜お姉ちゃん!おかえりなさい」っと笑顔で歩いてきた。
それに続いて蘭、お父さんが「おかえり」と声をかけてくれた
いつ帰っても家族からのこの言葉は私の心を安心させてくれる。
「こんにちは、貴方が毛利さん達のお話に聞く桜さんですね?」
明るい髪色に褐色の肌で整った顔つきの男性が声をかけてきた。
彼が父の今回の依頼者だろうか?
安「お初にお目にかかります。
僕は下のポアロで働きつつ探偵をしている安室透と申します。
先日毛利さんに弟子入りしたので今後お会いする機会も増えると思いますしよろしくお願いします。」
と胡散臭い笑みのイケメンが私のほうへと手を差し出していた。
眠りの小五郎。
そぉ父が世間にもてはやされてまだ日は浅い。
名の通り父は眠っているあいだに難事件をいとも簡単に解き明かしてしまうと言う。
本人曰く事件を解いている間のことは全く覚えておらず。
眠る前のへっぽこな父を見るあたり
探偵としてダメダメな父にみかねて生前超名探偵の霊が取り付いて都合よく事件を解決してくれているのだと私は信じている。
私は霊が見える、宇宙人を呼べる!なんてオカルトなわけではないが
そおとしか考えれない。
そんな父に弟子入りなんて彼はとても変わっているんだなと
心の中で(ご愁傷様です)とこころのなかでおもったが
『へぇそうなんですね、頑張ってください。』と微笑んで返しておいた。
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作者名:クロユリ(。・ω・。)ノ? | 作成日時:2017年11月4日 1時