幼なじみはアイドルだから(青) (ページ4)

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番組制作がはじまり、今日はついに「それ、SnowManにやらせてください」の最初の収録日

「はぁ、ついにきちゃった、、、」

やっぱり公私混同禁止ではあるものの少し憂鬱な気分

スタッフ「SnowManさん入りまーす！」

スノ「よろしくお願いしまーす！」

遠くからスタッフの声が聞こえる

私は今回はまだまだ新人ということもあり、ディレクターではあるけど

カメラ、照明など機材を扱ってるスタッフへの指示が主体。

出演者への対応はほかのディレクターさんにしてもらうように手を回した

スノ「よろしくお願いしますー！」

遠目で見ただけでも分かった

「翔太…」

青いつなぎを着てスタジオに入る翔太

あの時よりもずっと背が大きくなって、かっこよくなってる

遠目から見てるだけなのに、胸が苦しくなった

渡辺「A…？」

ふと目が合った

やばい！と思いすぐ目線を外し、裏に走る

「はぁ、はぁ、やばい、目が合っちゃった

どうしよう、ほんとに、さっきなんか呟いてたみたいだし」

忘れようとして頭を振る。

ダメだ！！！公私混合禁止！！

「まぁ今はとりあえず仕事！！！」

パチッと頬を叩いて気合いを入れ直す。

スタジオに戻ると撮影が始まる前だった。

スタッフ「撮影始めまーす！」

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スノ「それ、SnowManにやらせてくださーい！！！」

撮影が始まった

撮影中は裏方は慌ただしく、衣装チェック、照明、音声、カメラアングル、全てを見て回らないといけなくて

スタジオ内外関係なく走り回っていた

スタッフ「延長コードが足らない！誰かコード知らない！？」

「コードならあそこです！！」

時々撮影をチェックして、照明強かったり弱かったりする所を照明さんに伝えたり

他のスタッフさんと一緒に次に使うものを用意したりなどなど

翔太のこと気まずいなんて思う暇なんて全くなかった。

スタッフ｢Aちゃん！すぐこっち来て！手伝って欲しい！｣

イヤモニからスタッフさんの焦った声が聞こえた

「今行きます！」

スタッフさんに呼ばれた場所にいくと

「あれ、ここって楽屋…？？」

いつもはスタッフが入らない所だ

でも確かにスタッフさんここに来てって言ってたしな

結構焦ってたみたいだし早く行かなきゃ

トントン、と扉をノックし開けた