あの子支えは＿＿２

ろくじゅーご。 ページ18

高田「ごめんなさい、私の好きな人がいるの」





…結局振られたのか。



東堂「好きな人が俺っていうパターンは……」

悠仁「ある訳ねーだろ」

『諦めろ』



悠仁と目を合わせる。

はぁ、しょーがないな。



悠仁「オラいくぞ


ラーメン奢ってやるよ」

『替え玉分くらいは払ってやる』









東堂「地元じゃ負け知らず、か」


悠仁「？」




何言ってんのこの人。
あたまイカれた？




東堂「どうやら俺達は親友のようだな」


悠仁「今名前聞いたのに！？」




泣いてる。
怖い。親友？悠仁とあいつが？

…そろそろ意味わからん。




、！
来てる…京都校か？

殺気がピリつくな。





『悠仁』

悠仁「応」




…！囲まれた！





ド

ドゥ

ドッ



『っ、！』




あれ





三輪(シン・陰流
簡易領域)




『！』



ダンッ



悠仁を押して刀を避ける。

あっぶな…




ザザッ


ガチャガチャガチャ



キィィィ






ビーム！？

あの呪力量、やっぱり。




私達のこと、殺そうとしてる、よね？







パァン！！




『！！』





悠仁と和服の人の場所が入れ替わった？

京都校の人の術式か。




東堂「おい」



ドゴッ




東堂「言ったよな、邪魔をすれば殺すと」


加茂「違うな、オマエは指図すれば殺すと言った」

東堂「同じことだ帰れ」




？？なんの話してるかついて行けてないんだが。


引くの？

それはありがたいけど東堂さん、敵なの？味方なの？



東堂「なんせ俺は親友に手加減するような
野暮な漢じゃないからな」




…それは虎杖悠仁暗殺の、宣戦布告と受け取ってもいいのかな？









ドッ

ドッ

ゴコッ

ドカ


ドドッ




凄い、凄い！
この短時間で自分が成長していくのがわかる。

東堂の動きを見てそれを取り入れて実用し極める。
その一連の流れとこの戦いは正に黄金比！


この戦いが、凄く楽しい…！！





ドッ

ガギィ



悠仁が攻撃を受け後ろに下がり、すかさず木に掴まり足技を使う。


避けるなら後ろから！




バキッ



『っ、！』





振り返りざまに殴り飛ばされる。

痛みは感じない。


ただ早く加勢したい！




バキィッ



悠仁が東堂を殴る。


今なら入る！



パンッ




ゴム弾がこめかみに入った。



…あれ、動かない。






東堂「ちっっっがーう！！！」




うるっさ五月蝿い何！？
何が違うんだよ！！

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