あの子支えは＿＿２ (ページ14)

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ろくじゅーいち。ページ14

……私は今何を見せられているのであろう。

仮にも恩師である三十路手前で１９０の長身の男がこれまた恩師である人物に締められている…

なんと言う絵面だろう…

…ゴホン、説明に戻ろう。

区画内には三級以下の呪霊も複数放たれており、日没までに決着がつかなかった場合、討伐数の多いチームに軍配があがる。

それ以外のルール、一切なし！！

夜蛾「相手を殺したり再起不能の怪我を負わせることのないように。

以上、開始時刻の正午まで解散」

悠仁「あの～これは…」

悠仁「見方によってはとてもハードなイジメなのでは…」

野薔薇「うるせぇしばらくそうしてろ」

悠仁は遺影のように顔前で枠を持たされていて、私は板を下げさせられていた。

「「私は友人が生きていたことを黙っていました」」

確かにそうだけどなんで私まで……

パンダ「まぁ事情は説明されたろ。許してやれって」

悠仁「喋った！」

『パンダ先輩は呪骸なんだよ』

狗巻「しゃけしゃけ」

悠仁「なんて？」

『そうだよって言ってる』

伏黒「狗巻先輩は呪言師だ。
言霊の増幅、強制の術式だからな。安全を考慮して語彙絞ってんだよ」

悠仁「死ねっつったら相手死ぬってこと？最強じゃん」

パンダ「そんな便利なもんじゃないさ。

実力差でケースバイケースだけどな。強い言霊を使えばデカい反動が来るし、最悪自分に返ってくる。

語彙を絞るのは棘自身を守る為でもあんのさ」

悠仁「ふーん。でなんで先輩は喋れんの？」

これは説明に骨が折れそうだ…

釘崎「他人の術式をペラペラと…」

真希「いいんだよ。棘のはそういう次元じゃねーから。んなことより

悠仁。
屠坐魔返せよ」

あー……(察し

悠仁「五条先生ガ……持ッテルヨ……」

真希「チッ、あのバカ目隠し」

散々だな真希さん……

真希「で、どうするよ、団体戦形式は。
まぁ予定通りとしてメンバーが増えちまった。

作戦変更か？時間ねぇぞ」

狗巻「おかか」

パンダ「そりゃ悠仁次第だろ。
何が出来るんだ？」

パンダ先輩、柱に掴まって楽しいんかな。

悠仁「殴る、蹴る」

パンダ「そういうの間に合ってんだよなぁ…」

悠仁全否定…

伏黒「コイツが寝てる間何してたかは知りませんが、東京校、京都校全員で呪力なしで闘りあったら、

虎杖が勝ちます」

真希「面白ぇ」

やっぱ悠仁が大切なんだね、伏黒。