はーち ページ8
「おい、あんた」
誰だ?あの巨人。
耳生えてるから獣人族で、ごついからサバナクローって感じか。
てか今から食堂でイデア氏達と待ち合わせなんですけど。早めにしてくんね?(口からは言えないビビリ)
『あ、えと、なんですか?』
「最近全く来てねぇから、病気かと思ったが………
元気そうだから心配する必要なかったか。
何かあったのか?」
『えぇっとねぇ………
じ、自分はあまり人の多い所を好まないんですよ。
だからって学校にも余り来れないと言うか………』
「そうか。でも出席日数足りなくなる前にちゃんと来いよ」
『わ、わかった』
じゃあ、と言って巨人は帰って行った。
こっっっわかったぁぁぁ………。
まじ怖い。ほんと怖い。
何あの巨人。イデア氏も高いけどイデア氏より高いんじゃね?首痛いわクソが。(低身長)
てか早く行かないとやばい。人多くなる。
すまないイデア氏!
.
.
「遅い」
『すみません………』
「拙者がどのような思いであそこにいたかわかるか?!
陽キャどもに囲まれて絡まれて、それで他の奴らからも注目浴びて!どれだけ苦しかったか……!」
只今イグニハイドでイデア氏より説教中です。
何やら陽キャ度この学園トップの奴らに絡まれたとかなんとか。
ドンマイ!
『でもイデア氏!聞いてくれ!自分も巨人に話しかけられたんだよぉぉぉ!怖かったぁぁぁぁ!!!』
「そ、それは……ど、どんまい?」
『………お兄ちゃんが冷たいよぉ、オルトーーー!!(泣)』
「がんばったねぇ、よしよし。
兄さん!Aさんを虐めちゃダメでしょ!」
「お兄ちゃん……おに、い…ちゃん」
「聞いてる?兄さん!」
「き、聞いてる聞いてる!ごめんね…?A氏………」
『…許す』
何この需要のない茶番
.
.
イデアside
「ねぇオルト、最近なんか体が暑いんだ。
何か異常を検知できる?」
「うーん…バイタルチェックには何も異常は無いみたい。症状を言ってくれる?」
「症状は………」
自分でももう分かってる。
何で心臓の動きが早くなるのか。
顔が暑くなるのか。
考えるだけで色んな感情が混ざり合うのか。
彼女を目で追ってしまうのか。
………こんなにも、彼女をかき乱したいのか。
手に入れたいのか。
「兄さん、検索結果ではそれって…」
「うん、わかってる」
これは、恋だ。
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作者名:おかかかか | 作成日時:2020年8月26日 3時