嫌いな自分 ページ7
竜矢side
俺って、演技派だと思う。
兄にもバレていない、俺と両親の秘密。
それは、不眠症であるということ。
強力な薬を二、三個飲まなくては寝られない。
もし寝られても浅い睡眠で、
寝ていない状態に近い。
そして、その薬ケースが見つかったのが今日の朝。
現在、事情聴取をされている。
深「竜矢？聞いてる？この薬は、何の薬なの？」
『仕事に支障はきたしませんので。
関係無いと思います。
少し外せない用事がありますので、
失礼します。』
薬ケースを掴み、足早に部屋に戻り、
適当なバッグに財布だけを入れ、
家を出た。
本当は外せない用事なんかない。
ただ、バレるのが怖いだけ。
不眠症の理由は簡単だった。
極度の暗所恐怖症なのだ。
いつも家は暗かった。
だから、目を閉じれば暗くなるのが怖かったのだ。
だから、薬がなければ眠れなくなった。
いつの間にか着いていたのは、繁華街。
ショーケースに映る、
自分の顔はとても酷いものだった。
環境が変わった事が影響し、
薬が効きづらくなって来て、
段々眠れなくなって来ていた。
俺の限界はもう目の前だった。
医者からは、これ以上、
処方出来る薬は無いとまで言われている。
深澤さんから、仕事に行ってくるとメールを受けた。
『？今日、仕事あったっけ。
まぁ、いっか。寒いし、帰ろ。』
この時、ちゃんと確認しとけば良かったと、
心底後悔した。
家に帰ると、兄さんと滝沢さん、
SnowManと言う顔ぶれが居た。
促されるまま、座る。
滝「聞いたよ。薬を飲んでいるそうだね。
それが何の薬なんだい？
言えないのなら、危ない薬の類い？」
『法律に触れるような物ではありません。
医者から処方されている物です。』
小「竜矢の何処が悪いん？
何があったん？」
『睡眠薬です。それも強力な。
ずっと飲んでいれば、
寿命が縮む恐れがあると言われています。
ですがこの薬を止めてしまえば、
俺は眠れなくてどっち道死ぬんです。
なら別に良いかなと思い、
両親との相談の上、薬を増やしました。』
滝「何で、不眠症なの？」
『言いたくありません。』
小「竜矢、話してや。お願いやて。」
『嫌や。ホンマに嫌やねん。勘弁してや。』
そう言って、俺は部屋に引きこもった
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氷牙 - 黎音さん» 直させて頂きました！ご指摘、ありがとうございました！ (2021年1月18日 22時) (
レス) id: f9e508b53a (このIDを非表示/違反報告)
黎音(プロフ) - 10問10答の第1問の所第1門になってますよ (2021年1月18日 20時) (レス) id: 68aa2fde0c (このIDを非表示/違反報告)
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