検索窓
今日:4 hit、昨日:7 hit、合計:90,249 hit

急展開 ページ4

岩本side
病院に入った途端、

医者が駆け寄り、彼の名前を言う。

ベッドに寝かされ、輸血が始まった。

ここは、大学生時代の、

かかりつけだったらしい。

医「彼は隠すのが得意だからね。

周りが見てないと、

いつか本当の意味で消えてしまうよ。

よくあの出血量で死ななかったよね。」

そう言われた時、

目の前の人間がいつか死ぬかもと言われ、

何故か失いたくないと思った。

俺達を庇い、刺された。

なのに、

青白い顔で運転すると言う、根性。

何もかも愛おしく感じてしまう。

幼い寝顔、

この顔が豹変するのは怖い。

でも、何故か彼なら平気だと思える。

あぁ、なんか、俺達ってかなり単純なんだな。

『よく寝た。

なんでベッド囲んで座ってる訳?

そして、さっきの怒り顔どこいった。』

佐「さっきは守ってくれてありがとう!」

『あぁ、はい。そろそろ帰ります。』

先生「あまり無理しないように。」

『心配性だなー。』

先生「我慢して、

風邪で入院したのは誰だっけ?

二週間も。」

『分かってますよ。』

そして、車に乗る。

『運転、代わりますよ。

もう平気なんで。』

運転姿見たいし、

足取りしっかりしてるし、平気だろ。

岩「事故るなよ?」

『分かってますよ〜。

あ、阿部さん。

俺のバッグから眼鏡取って下さい。』

阿「あぁ、はい。」

『ありがとうございます。』

運転をする横顔を眺める九名。

イケメン過ぎて無理。

なんでこんな人を落とす顔してんの。

『そんな見られてると緊張するんですけど。

はい、着きましたよ。

車停めて来ます。』

本性はクズだろ。とか思ってみる。

もう認めかけてる心は無視する。

宮「ご飯、作らなきゃね。」

『俺、作りますよ。

口に合うか分かりませんけど。』

宮「料理、出来るの?」

『多少はですけどね。』

佐「チャーハン!!食べたい。」

『チャーハンですね。』

手際よく作っていく、姿にやはり見惚れる。

〜数十分後〜
『出来ました。』

そう言って、チャーハンを机に並べると、

ソファーの前にあるテーブルで食べ始める。

岩「こっちで食わないのか?」

『大丈夫です。

何やねん。』

小【タッキーから伝言。

認められたら、

一緒にアイドル絶対せなアカンて。

あっはーい!またな!】

ブツッ

岩「今の話ってどういう事?」

『そのままの意味です。』

宮「もう認めてるから。」

『えっ、色々大丈夫?』

深「死ぬ怪我するくらいの奴だもん。」

まぁ恋は盲目だからさ。仕方ない。

会見という名の拷問→←兄という存在



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.6/10 (56 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
159人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

氷牙 - 黎音さん» 直させて頂きました!ご指摘、ありがとうございました! (2021年1月18日 22時) (レス) id: f9e508b53a (このIDを非表示/違反報告)
黎音(プロフ) - 10問10答の第1問の所第1門になってますよ (2021年1月18日 20時) (レス) id: 68aa2fde0c (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:氷牙 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2021年1月10日 22時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。