嫉妬〜another story〜 ページ25
深澤side
今日は、
メンバー全員で竜矢のドラマ鑑賞会。
深「良いなぁ、。俺も手ぇ繋ぎたい！
キスして微笑んでほしい！」
阿「もし、女の子が好きになって、
捨てられたら、、。」
佐「竜矢に限って、そんなこと、、、。」
渡「ねぇ、何このキス。
唇食べてるみたい、、。」
目「さりげなく壁ドンしてるし。」
宮「熱の籠った視線をその女優さんじゃなくて、
俺達に向けてくれたら良いのに。」
ラ「竜矢くん、、。」
画面の中に居る俺達の好きな人は、
目の前の女優さんに甘い言葉を吐き、
俺達には向けられる事のない、
熱っぽい視線をあげていた。
嫉妬をしない訳がない。
明日、竜矢をちゃんと迎えられる気がしなかった。
〜翌日〜
竜矢が帰ってきた喜びと、
ドロドロとした嫉妬心が葛藤していた。
不機嫌みたいに見えたらしく、
話しかけないという意思表示なのか、
俺達に背を向け、
スマホをいじり、何かを聞き始めた。
さっきまで、
ドラマのシーンを撮ってたんだよな。
また、あんなキスしてんのかな。
考えると、止まらなくて。
俺達もその綺麗な眼に写して欲しい。
あわよくば、俺達にもキスを恵んで欲しい。
嫉妬した事を伝えると、
『ノーカンだから。演技のキスなんて。
これからたくさん、
キスすれば良いんじゃない？』
それって、、彼氏になってくれんの？
とは言えなかった。
みんなが押し黙り、沈黙が流れる。
『嫌だったんだったら、悪かった。』
気まずい空気から逃げたいのか、
ドアを開け、どこかへ行こうとする。
それを止めるように、ラウが袖を掴んで呟く。
ラ「九人の彼氏になってくれるの、、？」
『一人に絞れないからな。
嫌なんだったら、全員諦める。』
向「そんなの、ダメに決まっとるやろ！
可愛ええ女の子と竜矢が手ぇ繋いだり、
キスしたりしてる所を考えただけで、
嫉妬で狂いそうや！」
『？じゃあ彼女になるの？
えっ？』
佐「そうだよ！分かれ！」
やけくそ気味に言う佐久間。
『ありがとう。』
岩「微笑むのはナシでしょ。」
深「今から撮影じゃん。
ファンに見せたくないかも。」
冗談混じりに聞こえる本気。
『愛してるよ。』
耳元でボソッと言われた言葉。
その熱の籠った声はきっと、
俺達以外知らないんだろうな。
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氷牙 - 黎音さん» 直させて頂きました！ご指摘、ありがとうございました！ (2021年1月18日 22時) (
レス) id: f9e508b53a (このIDを非表示/違反報告)
黎音(プロフ) - 10問10答の第1問の所第1門になってますよ (2021年1月18日 20時) (レス) id: 68aa2fde0c (このIDを非表示/違反報告)
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