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『校長…、確か両親からの外出許可が無いとホグズミードには行けないのでは？』
ダ「安心しなさい。君のホグワーツ入学は来週からじゃ。ホグワーツに入学すれば そのような規則には なるがの。」
『そう、ですか。わかりました。』
ダ「その姿では不便なときもあろう。まず最初にナマエの本来の姿に戻る魔法から教えようかの。」
『も、戻れるんですか！？』
ダ「魔法を一切 使ったことの無いナマエにとっては低学年と見た目を揃えた方が都合がいいじゃろ。言ってしまえば、今の状態が魔法が かかっている状態なんじゃよ。」
『…えっと、それじゃまるでダンブルドア校長が私に魔法をかけたみたいな言い方じゃ…。』
ダ「そうとも言えるの。」
先程と同じように呑気にホッホッホと笑う校長。
今いちばん楽しんでいるのは校長のような気がした。
ダ「魔法を教えるも何も まずは杖を買わなくてはな。今日は もう遅いから明日1日買い出しに出るといい。」
『あの、私ホグズミードのお店の位置まで把握してません…。』
そもそも英字の看板が読めるか という問題に まずぶち当たると思うが。
ダ「そこでじゃナマエ。君の教育係 兼 保護者をセブルスに頼もうと思うのじゃ。」
『えぇっ、ホントですか！？』
めちゃくちゃ嬉しい。ただ、スネイプ先生本人が どう思うかは目に見えていたが。
ダ「セブルス、セブルス！」
ス「…はい。」
ダ「実はの、―――」
ダンブルドア校長がスネイプ先生に話す。
どこからどこまでを話しているかは聞こえないけど。
スネイプ先生の顔を じっと見ていたら、それまで静かに頷いてダンブルドア校長の話を聞いていた先生の顔が急激に曇り始めた。
ああ、やっぱり そういう顔するって知ってた。
ダ「頼んだぞ、セブルス。」
ス「何故(なにゆえ)我輩が こんな小娘…！」
ダ「仕方ないじゃろう。この子を拾ったのは君じゃろう。今から他の先生に頼んだところで、この状況全てを理解してくれる先生なんて居らんじゃろう。」
ス「…っ。;」
ダンブルドア校長の頭の上に WIN という文字が見えた気がした。
ダ「では、本当に頼んだぞ、セブルス。くれぐれも生徒を見捨てるようなことはしないことじゃぞ。」
ス「承知…しました…っ。」
怒りに震えているのがヒシヒシと伝わってくる。
そこまで嫌われているのか私は…。
ダンブルドア校長が部屋を出る。
スネイプ先生は扉の方を見つめ いきなりこちらに向かってきた。
ス「許さん…っ。」
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作者名：ハムカツ王子 | 作成日時：2018年10月25日 20時
