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『えっとー…。ダンブルドア校長は…どこまで知ってるんですか？私のことを…。』
また質問を質問で返してしまった。
ダ「君が来ることは知っていた。」
『…え！？いやいやいや…。』
ということは私がアルバイトでスネイプ先生の杖を折るってところから もう…。
ダ「今日じゃった。…ここに来ることは最初から決まっていた。」
『私…向こうの世界では死んじゃったの…？;』
ダ「ワシが知っているのは今日ここに君が来ることと、君が この世界の「運命」を知っているということだけじゃ。」
『運命…。』
そうだ。スネイプ先生に会えて喜んでたけど、先生は…。スネイプ先生だけじゃない、ダンブルドア校長も…。
今の時系列は…。
『ダンブルドア校長？最近ホグワーツで変わったことは…。…その…、ハリー…とかに何か…。』
ダ「…最近夏休みが終わったが。」
『…てことはクィリナスは もう、…っ！;』
そこまで呟いて口を抑えた。本当に後先の事を考えない私はいい加減にしろと自分に言ってやりたいくらいだ。
いい加減にしろ。
ダ「ホッホッホ。やはりの。」
その一連の動作を見て面白いように笑うダンブルドア校長は 本当に優しい人なのだとわかる。
誰かと違って変に攻め立てたりしない。
良心の鏡のような御方だ。
ダ「ナマエ。ここに来た意味はきっとセブルスなんじゃろうな。」
『スネイプ先生…？』
ダ「知っているのじゃろ。全部。この物語の全てを。」
『…。』
正直、原作は詳しく読んだことがない。
ダンブルドア校長の言う「全て」は、どっちの全てなのだろう。
私が知っているのは映画で見たこと、ただそれだけ。
こんな日が来るなら原作も しっかり勉強しておくべきだった。
ダ「好きなように するといい。」
『…え？』
ダ「ナマエが知っていることを生かすも生かさぬも。必ずしも「そう」なるとは決まっておらんかも知れぬがの。」
『…。』
これから起こること全て。
人を殺すも殺さぬも。
必ずしも「映画」の通りにはいかないかも知れない。
ダ「大丈夫じゃ。思い詰めることではない。」
『…思い詰めますよ。;』
ダ「好きなように。すればいい。」
『…。わかりました…。』
ダ「来週からナマエは新入生としてホグワーツに入学してもらう。魔法は使える方が もちろん良いのでな。」
『ホグワーツに入学…っ。』
ダ「来週までにホグズミードにて杖、箒、ペット、その他教材を揃えておくようにの。」
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作者名：ハムカツ王子 | 作成日時：2018年10月25日 20時
