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『〜〜っ！ダイアゴン横丁っ！！！』
ス「…。」
『なに！何から買いに行きましょうか先生っ！！』
ス「貴様は、ココのことも知っているようだな？」
『はいっ！ずっと来たかったんですよココ！！』
ス「なら、どこで何が買えるかも把握済みか。」
『ええ殆どは！』
ス「よろしい。我輩はここで失礼する。」
『ちょちょちょ待って！！』
ス「なんだ。」
『わかりません！ホントはわかりませんので一緒に行ってください！！』
ス「…。」
疑うような視線を私に向けた後 歩き出したスネイプ先生の後を追う。
『…最初は どこに？』
恐らくグリンゴッツだとは薄々わかっていたけど、そう聞いてみた。
ス「グリンゴッツ魔法銀行…。」
『…やっぱり。』
ス「…。」
『なんでもありませんっ。』
そりゃあ、これから色々教材やら制服やら買うんだから最初は お金を下ろすのは当たり前のことだ。
『先生？私、こっちの世界に両親は愚か身内さえもいないんですけど…。』
ス「校長からこれを預かった。」
スネイプ先生は私に紙切れを半ば押し付けるようにして渡してきた。
――――
グリンゴッツ魔法銀行
『ほ、ホンモノだ…。着ぐるみとかCGなんてものじゃない…。』
ス「…貴様、失礼にあたるようなことを口に出してわざわざ言うな。一緒に居て恥ずかしい。」
『…口に出てました？』
ス「全てな。」
ゴブリンにダンブルドア校長からのメモを渡すと、金庫に案内してくれた。
ゴ「こちらへ。ついてきてください。」
『はぁ〜ドキドキ！』
ス「…。」
ｺﾞﾝｯ
『〜〜っ！』
鈍い音と共に飛んできたスネイプ先生のゲンコツ。
移動用のトロッコに先にゴブリンが乗る。
後ろにスネイプ先生と私が乗る。
トロッコは、そんなに大きくないためスネイプ先生の肩に密着する。
『先生、いつか一緒に遊園地行き―ス「断る。」
間髪入れずにトロッコが ものすごい勢いで動き出す。
わかってはいたけど驚いて反射的にスネイプ先生の腕にしがみつく。
最高のシチュエーションな筈なのに、このときばかりは本当に振り下ろされるような気がして怖かった。
ゴ「さ、着きました。」
『き、気持ち悪い…。酔った…。』
ス「これで少しは静かになるだろう。」
『先生…ちょっとココでしゃがんでるから変わりに行ってきてください…ｳｯ。』
ス「…。」
今回ばかりは厳しい事は言わずに私の変わりに「金」を受け取りに行ってくれた。
続く (更新停止中)
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作者名：ハムカツ王子 | 作成日時：2018年10月25日 20時
