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薮side




適当に美味しそうなものを買って
家に帰ったら電気が付いてなくて真っ暗だった。



『電気つければいいのにー…』


「…………ごめん…」




ひかるは、リビングのソファの
隅っこの方で小さくなっていた。


そばに寄ると、頬に
涙のあとが少し残ってて。




『ひかる………やっぱなんか可笑しいよ?
体調でも悪いなら、病院行く?』



「別に…、そんなんじゃ、ない……」



そう言ってひかるは力なく首を振った。




『………じゃあ、なんで…泣いてたの?』



大きいひかるの目が、更に見開かれて
俺の姿を映し出す。



「………………、……ゃぶ、が…」



えっ…原因はオレ?



「…夕飯、買ってきてもらって………、
悪いなぁって……、思って…、」



⋯⋯⋯は?

そんなわけないだろ…



『……本当に?』


「………うん、、、本当。」



それがひかるの嘘だってことは
俺ももちろん分かったけど……、

それ以上、問い詰めることは出来なかった。


ひかるが、話したくないのに
無理に聞き出すのも良くないし…、


なんか、「これ以上聞かないで」っていう
オーラがあったっていうか、、




せめて、気分転換にでもなれば。




『……じゃあさ、ひかる。
明日一緒に2人で出掛けない?』



「………え?」



『そんな顔、ひかるらしくないよ?

ほら…、明日2人とも奇跡的にオフだし、たまには!ね?』




…本音を言えば、ひかると2人で
家でゆっくりしていたかったけれど。

まぁ、ひかると一緒ならなんでもいいし。



ひかるは、一瞬だまったあと

「…………うんっ」って、頷いた。

_3→←きみだから。



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設定タグ:やぶひか , 短編集 , Hey!Say!JUMP   
作品ジャンル:恋愛
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苺猫カフェ(プロフ) - リクです!薮君、八乙女君、有岡君がお出かけしていて、いつの間にか親子(薮君パパ、八乙女君ママ、有岡君子供)っぽい感じになって買い物する話かけますか?語彙力がないので意味が分からなかったらすみません。いつも更新されるのたのしみにしています! (2017年4月1日 8時) (レス) id: eef2ce8e2e (このIDを非表示/違反報告)
篠原望美(プロフ) - 初めてコメント書きます!私もやぶひか大好きなので読んでてとても面白いし楽しいです♪なので是非続けて欲しいです!更新頑張って下さい♪ (2017年3月30日 1時) (レス) id: a50912ad32 (このIDを非表示/違反報告)
るい - いつも楽しく読んでいます!この世界観が大好きなのでぜひ続けてほしいです!これからも応援してます!頑張ってください! (2017年3月27日 20時) (レス) id: 97125d1c5c (このIDを非表示/違反報告)
ぴっか。 - この短編読んだ後に泣いてしまいました…….。何だか、光君のことをわかっていたようでわかっていなかった気がします。私にはこんなに良い作品、書けないです…。何で泣いてしまったかは分からないですが、これからも一緒にやぶひか応援しましょうね! (2017年3月27日 17時) (レス) id: df87c3ceba (このIDを非表示/違反報告)
ひ ぃ(プロフ) - 隠れて1からずっと読んでいました!いつも更新たのしみにしているんですよ(笑) なので是非、これからも続けていただけると嬉しいです!! (2017年3月26日 7時) (レス) id: 123439415e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:みどるかん | 作成日時:2017年1月8日 21時

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