_6(後編) ページ46
光side
いつも俺は目覚ましが鳴るより
少し前に目が覚める。
クリスマスの今日も、
いい目覚めだなぁ〜って……
『はぁ??!なっ…なんで薮がいるんだよ!』
「なんで?って…だって、ここ俺の家だよ?」
『それはそうだけど!…伊野ちゃんとの用事は?』
「もう終わったから、帰ってきた。
ひかる自分の家に帰ったかなって思ったけど、
家ついたらいたから安心したわ笑」
『それで…ずっと見てたの?』
「いや、寝ようと思ったよ?…だけどさ、
ひかる、目の下にクマ出来てて…、
不安にさせちゃったのかなって思ったら寝れなくて。」
確かに、最近 薮と伊野ちゃんのことが気になって
まともに寝れてなかったな…
んん?!…考えてみれば、
今 久しぶりに薮と話せてる…!
嬉しくなって、俺は薮に抱きついた。
「うぉっっ…ひかる?…不安にさせたよな…ごめん。」
『伊野ちゃんと薮…なにやってんのか、
ずっと…ずっと、気になってた。
聞いても教えてくれないし…もう嫌われたって…
うざがられたって…思った。』
「ごめん…ひかるに、サプライズしようと思って」
は…?サプライズ?なんの?
驚いて薮のほうを見ると、
少し緊張しているのか顔が強ばっていた。
「ひかる…、俺と結婚してください。」
“結婚”って…え…?!
「一生、俺がひかるを幸せにするから…
ひかるの隣に、ずっといたい。」
そう言うと、薮は“婚姻届”を
俺の目の前に差し出してきた。
突然の事で、頭が全然追いついてこない。
『えっと…これって…?』
「婚姻届。…法律上、受理してもらうことは
出来ないけど…だけど、書くことは自由だろ?」
『え…いつの間に…?ってか薮、もう忘れてると…』
「伊野尾にいろいろ協力してもらってさ。
だから一緒にいること多くなっちゃって…
忘れるわけなんかねぇだろ?
ひかるから先にプロポーズされたのが悔しくて、
サプライズ風にしてやろうと思って。」
そう言うと、俺の大好きなあの笑顔で
フフって笑った薮。
410人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
優子 - 読みました。ついに結婚したね。光君可愛い~ (2016年12月25日 8時) (レス) id: 2f2289b391 (このIDを非表示/違反報告)
優子 - 読みました。宏太君と光君ラブラブだね。 (2016年12月18日 8時) (レス) id: 2f2289b391 (このIDを非表示/違反報告)
優子 - 読みました。テストお疲れ様です。光君可愛い嫉妬だね。 (2016年12月1日 12時) (レス) id: 2f2289b391 (このIDを非表示/違反報告)
ひかひか - 光が薮のために可愛くなろうとしておしゃれしたりでれてみたりする。薮はそんな光を拒絶。薮のために頑張った光を知っている伊野尾が薮と話して仲直りするというのをお願いします。 (2016年11月26日 21時) (レス) id: 7139aaaddc (このIDを非表示/違反報告)
きさらぎ - 光くんとっても可愛いですね!藪くんと気持ちがすれちがう時泣いちゃいます、この作品大好きなので更新頑張ってください! (2016年11月21日 20時) (レス) id: aeae0b6d5f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:みどるかん | 作成日時:2016年11月2日 17時