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光side
「え………?」
って言ったっきり、何も喋らない薮。
今更だけど、俺すっげぇ恥ずかしいこと
言っちゃったな…。
『な…なんか喋れよ!』
俺はいたたまれなくなって、大きい声を出した。
だけどそれでも、沈黙を続ける薮。
顔が火傷するんじゃないかってくらい熱くて、
恥ずかしさで死んでしまいそうになる。
『だって…お前、俺が出てくとき毎日電話するって
言ったのに1日もしてこねぇじゃん!
生きてるかな?とか、いや生きてるとは思うけどさ
いろいろ少し気になるだろ!普通!』
『それにさぁ!』って、まだ話そうとしたら
やっと薮に「ひかる」って名前を呼ばれた。
『なんだよ…?』
「ひかる、扉あけて?」
『扉って…ホテルの?』
「そこ以外、どこがあるんだよ笑」
やっと喋ったかと思ったら、
“扉をあけて?”とか意味わかんねぇ。
いきなりどうしたんだよ?
しぶしぶ扉に手をかけて扉を開ける。
『あけたよ?って…え??!』
そこには、俺の大好きな薮が立っていた。
「へへへ、会いに来ちゃった」
『会いに来ちゃった、って、え…?!』
「久しぶりに見たひかるの顔 涙でぐっしゃぐしゃ!笑」
『黙れ!っていうか…何でここに?』
薮いわく、俺に電話は迷惑だって言われて、
遠慮してたけど我慢出来なくなってしまった。
だけど迷惑はかけたくない…
じゃあ直接会いに行っちゃおう!ってなったらしい…
『来るなら、一言くらい言え!』
「だってひかる、絶対帰れって言うと思ったんだもん。
だけど、まさか ひかるも寂しかったなんてね?笑」
『…前言撤回!!寂しくなんかねぇ!』
「そんな顔で言われても信じられないよ〜?」
そう言ってニヤついてる薮。
ほんと…なんなんだよコイツ。
だけど…悔しいけど…、
好きになっちゃったんだよなぁ
俺が電話をかけたときに驚いてたのも、
そういうことだったのか。
『ねぇひかる?俺、迷惑…?寂しくないなら帰るけど?』
…コイツ絶対俺の答えわかって言ってるだろ。
薮にうまくハメられてるのがムカつくから
俺も、不意打ちしてやる…!
「ひーかー?って『チュッ』…えっ」
『…俺の気持ち分かったか!!///』
「不意打ちのキスは反則でしょ?!」
『だって………寂しかったんだもん。
薮…会いに来るの遅すぎ。』
「ふふっごめんね?ほら、中入ろ?」
八乙女光、これから二週間ぶりに薮宏太と
Sweet Time過ごします ☆
end♪
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優子 - 読みました。ついに結婚したね。光君可愛い~ (2016年12月25日 8時) (レス) id: 2f2289b391 (このIDを非表示/違反報告)
優子 - 読みました。宏太君と光君ラブラブだね。 (2016年12月18日 8時) (レス) id: 2f2289b391 (このIDを非表示/違反報告)
優子 - 読みました。テストお疲れ様です。光君可愛い嫉妬だね。 (2016年12月1日 12時) (レス) id: 2f2289b391 (このIDを非表示/違反報告)
ひかひか - 光が薮のために可愛くなろうとしておしゃれしたりでれてみたりする。薮はそんな光を拒絶。薮のために頑張った光を知っている伊野尾が薮と話して仲直りするというのをお願いします。 (2016年11月26日 21時) (レス) id: 7139aaaddc (このIDを非表示/違反報告)
きさらぎ - 光くんとっても可愛いですね!藪くんと気持ちがすれちがう時泣いちゃいます、この作品大好きなので更新頑張ってください! (2016年11月21日 20時) (レス) id: aeae0b6d5f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みどるかん | 作成日時:2016年11月2日 17時