_６ ページ45
光side
その思いは顔にも出てたみたいで、伊野ちゃんが
『薮が電話かけたときに、朝早くてひかるには迷惑かけられないから助かったわ。って言ってたからそんな心配しなくても大丈夫だよ〜』
って言ってくれた。
だけど…俺はやぶに起こされるなら朝早いなんて
全然迷惑なんかじゃないし
そんなんで伊野ちゃんを頼る薮のほうが嫌だ。
薮を起こすのは俺の仕事でしょ…？
やぶなりの俺への優しさなのになんだか素直に
受け止めることができなかった。
『そんな険しい顔すんなよな〜』
｢…別になんも気にしてない｣
そう言うと伊野ちゃんが『じゃ、行こいこ！』って
俺の手を取り歩き出す。
しばらく歩いた頃、
ずっと気にかけていたことを問いかける。
｢どこ行くつもり？｣
『ん〜……洋服買おうかなって』
｢へぇ〜……って、は？！それなら俺よりいい人いただろ？！ってか伊野ちゃんのほうが嫌だっていってたじゃんかよ！！｣
俺がダサいからダサさが移るとかなんとかで
ひかるとは絶対買い物行きたくないって言ってたのは
伊野ちゃんなのに、いきなり
『洋服買いに行く』なんて言われて
思わず反抗してしまった。
『やっぱさ〜ひかるは楽なんだよ〜〜♪』
…伊野ちゃんってこういうところは
適当だったっけ…？
…もう…ここまで来ちゃったし、しょうがねーか…。
｢ったく……あとで文句言ってきてもしらねぇよ？｣
なんか今日の伊野ちゃんは変だった。
昨日ハグやキスをしたときから少し可笑しいとは
感じていたけれども。
今だってさり気なく手を繋いでいるし
俺と洋服買いに行くだなんて
今までの伊野ちゃんだったら絶対ありえない。
まぁたまにはこんな伊野ちゃんも悪くはないか。
…せっかく2人で出掛けてるんだから純粋に楽しもう！
俺はあんまり気にしないことにして、
伊野ちゃんに付いていくことにした。
そうこうしてると伊野ちゃんのお目当ての
洋服屋さんがあったのかそこに入っていって、
『あれはどう、これはどう』だの言いはじめた。
俺は正直、伊野ちゃんはスタイルいいから
どんな服も似合うと思って見ていたけど
伊野ちゃんは納得がいかないのか
『んー……』って難しい顔をしながら洋服を眺めていた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 437人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「Hey!Say!JUMP」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
みどるかん(プロフ) - 嬉しすぎます！♪最近あまり更新できていませんが、頑張ります！ありがとうございます！ (2017年11月2日 17時) (
レス) id: d738471a25 (このIDを非表示/違反報告)
みどるかん(プロフ) - TBさん» 裏ですか...！リクエストがあれば、文才ないですが挑戦してみてもいいかなぁと考えてます！ (2017年11月2日 17時) (レス) id: d738471a25 (このIDを非表示/違反報告)
TB - やぶひかいいですね！！裏とかって書くんですか? (2017年10月31日 17時) (レス) id: 6545508cdc (このIDを非表示/違反報告)
ももか(プロフ) - ほんとに面白かったです！やぶひかの愛は強いことがわかります！これからもずっと読みます！ (2016年11月2日 20時) (レス) id: 9f42896ede (このIDを非表示/違反報告)
みどるかん(プロフ) - あやせさん» そう言ってもらえるなんて光栄です(;Д;)(;Д;)ありがとうございます！パート２でもよろしくお願いします(●´^｀●) (2016年11月2日 0時) (レス) id: c390eb70ec (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：みどるかん | 作成日時：2016年10月28日 23時
