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光side(2年前)
『は…？ひかるそれ｢忘れて！｣』
｢忘れて！全部、今言ったこと忘れて？……薮はっ…なんも……気にしないでっ……！｣
何やってんだ俺。
ずっと胸の中に抑えてきた気持ちを
とうとう伝えてしまった。
きっとやぶは引いただろう
もう前のように話してくれないかな……
そう思ったら涙も止まらなくって
｢ごめっ…俺ちょっと……いくねっ｣
仕事に穴を開けたらいけないって分かっていたけど
溢れる涙をどうすることもできない。
うしろから俺を呼ぶ薮の声が聞こえたけど
…聞こえないフリ。
そのまま1番近くにあった空き部屋に駆け込んで
扉に背をかけ声を殺して泣く。
こんな感じで終わるはずじゃなかった
俺の初恋。
一瞬で散ってしまった俺の…片思い。
.
.
.
しばらくして、そろそろ行かなきゃ…と扉に
手をかけたその瞬間 勢いよく空いて。
？『ひかる…やっと見つけた』
そこには、俺が大好きな…けど
今は1番会いたくなかった人が立っていた
｢やぶ……さっきは取り乱してごめん。じゃあ｣
せっかく落ち着いたのにまた泣いちゃいそうだったから
早くこの場を立ち去りたくて薮の隣を通ろうとしたのに
やぶの手によってそれは遮られた。
『行かせない』
しぶしぶ薮のほうを向くと……俺と同じように
瞳を潤わせていた。
｢やぶ、なんで泣いてっ『だって』｣
『ひかるが悲しんでたら、俺だって悲しいよ…
だから…なんで泣いてるか教えて？』
そう言ってやぶは俺を優しく抱きしめてくれた。
その瞬間……もう全てが良くなった気がした。
もう…どうにでもなれ。
｢やぶが…好きっ……なんだよっ…！｣
もう、隠さない。
『…えっと…それは……どーいう…？』
そりゃ…引くよな。
もう言ってしまったんたからこの際全て打ち明けよう。
｢恋愛感情…で。ごめん、引くよね。分かってるから…だから明日からは…俺もこの気持ち忘れるから…仲良くしてほしいな…？なんてね？…っ｣
さようなら、俺の初恋。
早くこの場から立ち去らないと、
涙がまた溢れてしまいそう。
俺が泣いたら薮が断れなくなってしまう。
だけど薮は…『俺も好き』って。気ぃ使うなよ…
「同情なんかすんな」
薮は優しいからきっと俺を振り切れない。
だから、断りやすいようにしないと。
薮に無理をさせるのが1番嫌だから。
『同情なんかじゃねぇ』
そう言った瞬間やぶは俺の唇に薮の唇を重ねた。
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みどるかん(プロフ) - 嬉しすぎます！♪最近あまり更新できていませんが、頑張ります！ありがとうございます！ (2017年11月2日 17時) (
レス) id: d738471a25 (このIDを非表示/違反報告)
みどるかん(プロフ) - TBさん» 裏ですか...！リクエストがあれば、文才ないですが挑戦してみてもいいかなぁと考えてます！ (2017年11月2日 17時) (レス) id: d738471a25 (このIDを非表示/違反報告)
TB - やぶひかいいですね！！裏とかって書くんですか? (2017年10月31日 17時) (レス) id: 6545508cdc (このIDを非表示/違反報告)
ももか(プロフ) - ほんとに面白かったです！やぶひかの愛は強いことがわかります！これからもずっと読みます！ (2016年11月2日 20時) (レス) id: 9f42896ede (このIDを非表示/違反報告)
みどるかん(プロフ) - あやせさん» そう言ってもらえるなんて光栄です(;Д;)(;Д;)ありがとうございます！パート２でもよろしくお願いします(●´^｀●) (2016年11月2日 0時) (レス) id: c390eb70ec (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みどるかん | 作成日時：2016年10月28日 23時
