ゆーれー少女は最強悪女【HQ】【悪女主】

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春穂side




体育館に行った。姫雪がたってる。他の皆もいる。



及川「どういうこと！？姫雪、騙してたの！？」


あい「えぇ、そうですよ？私、邪魔だったんですもの。そんな事より______





出てきたら？津月さん。」





凍りついた。

なんで、コイツに私が見えるの!?


皆も困惑しているのがわかる。



すると、姫雪の手に目がいった。



『姫雪…まさか………!！』




透けた手、そしてその体も、心なしか透明になる。








あい「ごめんなさいね。皆を騙して。私、幽霊なの。」




その言葉を言うと、皆が目を見開く。


姫雪が、幽霊_________？




あい「ごめんなさい…でも消えるわ、もう。


ごめんな……さいッ……！！」





どうして。


姫雪は、性根の腐った悪女じゃ無かったの！？

なんでよ、幽霊なんて聞いてない。



勝手に消えないでよ、って思うのは、どうして？



敵だから、消えて嬉しいはずなのに。






私の気持ちが分からない。



地面に手をつくと、さっきまで消えかけた手がみるみる戻って行くのが分かる。



やめてよ。




私の命になる気？







やめて、







『消えないでよ、姫雪……!!』









皆があっけに取られている。

泣いている。



私は何も見ていなかった。


姫雪も、バレー部の皆さえも。







『最低だ、私_________』




自身の体が幽霊で無くなる。



この部活に、悪女なんて居なかったんだ。



全て私の思い過ごしで、私の勘違いで。









居たのは、愛されなかった少女だけだったんだよ____









end

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