鉄血のオルフェンズの三日月が逆トリップ！ (ページ9)

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七話ページ9

「おはようございます！」

Aは扉を開くと元気よくそう言った、

「おはよ～」「今日も元気だね～」

などという言葉が行き交う中Aは、三日月と手を繋ぎ一人一人に丁寧に挨拶をしていく

「Aくん、その子どうしたの？」

1人の女性がそう問いかけて来た

「ちょっと訳ありで、昨日から一緒に暮らすことになったんです」

焦った様子もなく落ち着いた雰囲気でAはそう伝えた

「そうなんだ～」「かわいい～」

黙ってAの手をつないでいる三日月に女性たちが話しかけるが、三日月は一言も話さず

「ほら、三日月自己紹介して」

Aがそう言ってから

「......三日月・オーガス」

静かに自分だけの名を告げた三日月

「かわいい～！」「Aくんの弟かな？」「苗字違くない？」

などと女性の中で盛り上がっている、どうやら女性から見た三日月は、可愛いらしい

一方

「よく出来ました」

Aに褒めてもらっている三日月は頭を撫でられていて嬉しそうにAの手にすり寄っている

「Aくん、今日の撮影ねちょっと髪を濡らしてやってみようと思うんだ」

そう言ってきたのはいつもAを取っているカメラマンだ

「全然いいですよ」

カメラマンに笑顔でそう言ったA

「あれ？その子どうしたの？弟くん？」

「いえ、ちょっと訳ありで昨日から預かってるんですよ、三日月って言うんです」

カメラマンも気になったようで質問してきたので先程と同じように告げる、そうするとワナワナと震えだすカメラマン

「え？！ちょ、どうしたんですか？」

震えだすカメラマンに少し慌てた様子で聞くすると

「それだよ！三日月くんだよ！」

「「....は？」」

興奮気味でそう言ったカメラマンに二人とも同じ反応をした