鉄血のオルフェンズの三日月が逆トリップ！ (ページ11)

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九話ページ11

いつもカーテンから溢れる日差しがない。

どうやら今日は曇りのようだ、とAは一人考えていた

隣では三日月が静かに寝息を立てて寝ている。

「さて、そろそろ起きますか」

Aはそう呟き三日月を起こさぬようそっとベットから出て、朝飯を作りに行く。

しばらくすると、上からドタバタと物音がして何事かと思い上に向かおうとすると、階段を駆け下りて来る音が聞こえ、三日月が降りて来る

そうとう急いだようで、所々で髪の毛が跳ねている、そんな三日月をAは可愛いなーなどと思いみていたところ

「ドスッ！」

こんな音がする勢いで三日月はAに抱きついた

思わず「グエッ！」というカエルの潰れたような声を出してしまい、なんとか倒れないように体制を立て直すA

「...どうした三日月、なんかあった？」

微かにだが震えている三日月にそう言うA

「........Aがいなくて驚いただけ」

いつもは三日月がAを起こしていたので横にAがいなくて驚いたのだろう。

「大丈夫、俺はここにいるよ」

三日月が落ち着くようにように抱きしめながら告げるA

しばらくすると大分落ち着いたようで三日月がゆっくりとAから離れた

「落ち着いた？」

Aが確認するように三日月に問う

「うん、もう大丈夫」

いつもの様子でそう返す、三日月に座るように言ったAは作りかけだった朝飯を作り始めた

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「そう言えば三日月、俺今日から学校だからこのあとしばらくいないけど、留守番よろしくな」

今日は月曜日一般的にいうと学生は学校に行き勉強するものだ、そのことを告げると三日月は、

「...帰り遅くなるの？」

少々不安げにいう三日月、その姿はまるで小動物のようだ

「すぐ帰って来るから、心配すんな」

三日月の頭を撫でながらいうA、どうやら三日月の行動があまりにも可愛かったらしいニコニコしながら頭を撫でている

三日月も嬉しそうに撫でられているのでなんとも言えない雰囲気である