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十四話 ページ16

時間が過ぎるのは早いもので今日は休日


三日月の服を買うと言う約束を守るため仕事を休みAがよく買いに来ている店を訪ねた




「Aはいつもここで買ってるの?」



「うん、そうだよ」



三日月の問いに答えながらもそう答えるA手には黒に近い青いシャツを持っている



「三日月、これなんかどうだ?」



先ほど持っていたシャツを三日月に差し出す



「俺はAが選んでくれたんならなんでもいいよ」



三日月の一言に固まったA、そんなAを三日月は不思議そうに見上げる



「三日月は嬉しいこと言ってくれるな」



微笑み三日月の頭を撫でながらそう告げる三日月も嬉しそうに撫でなれている


あまり表情を変えない三日月だが、Aに撫でられている時は薄くだが微笑んでいる


そんな三日月の表情にAも笑顔になる



その後も何着か服を選び店を出た



服の店を転々として三日月の服を買い帰宅の途中めんどうな事に巻き込まれていた




「A!奇遇だな〜、何してんだこんなとこで」



クラスメイトの男子であった、三日月はAの後ろで手を繋ぎ大人しくしている



「これから俺らゲーセン行くんだけどAも来ねー?」



そう提案をしてくる男子生徒



「悪りー、三日月いるからまた今度な」




「なんだよ、連れねーないいじゃん少しぐらい」




そう言ってAの肩を組もうとすると




「Aに触るな」



殺気の孕んだ声でそう言う三日月


三日月の声にA少しひるんでしまった他の男子たちも同じようで少し顔が強張っている




「な、なんだよそいつ」



やっとの思いで声に出しAに問いかけた、Aはその問いかけにハッとして慌てた様子で答えた




「此奴は三日月、ちょっと前から一緒に暮らしてんだ」



Aの言葉にその場の空気は少し和らいだが三日月は何も言わずAの手を先ほどよりも強く握っている



「悪い、俺ら帰るわ」



Aの言葉に誰も何も言わなかった


Aは三日月の手を引き先ほどよりもやや早歩きで帰っていった

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月影和奏 - 三日月可愛いー!続き待ってます (2017年3月11日 17時) (レス) id: 4cd3916670 (このIDを非表示/違反報告)
にむら(プロフ) - 楽しみにしてます〜。 (2017年3月4日 12時) (携帯から) (レス) id: 0ba05dac54 (このIDを非表示/違反報告)
ほしむら(プロフ) - とっても面白いです!続きを楽しみにしています! (2017年3月3日 21時) (レス) id: 033b0a2a2f (このIDを非表示/違反報告)
ジャージが凄くいい - 三日月可愛い。 (2017年2月10日 21時) (レス) id: 55c159a243 (このIDを非表示/違反報告)
有隣 - 三日月可愛いですね!!更新頑張って下さい!応援してます! (2017年2月9日 15時) (レス) id: 7e8de170fd (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:狩流奈 | 作成日時:2017年1月28日 15時

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