「なぁ、俺のこと好きだr「全然？」「おうふ(*´∀｀*)！」

４話(´∀｀*)　 ページ4

１週間後。


「だぁーかぁーらっ！なんでお前はそう機械音痴なんだよッ！？」


「機械音痴じゃないし！パソコンが勝手にバグったんだってば！」


「んなワケあるか！ほら貸せ！直してやる！」


「んなワケあるっ！いい！自分で直すから！」


俺たちは相変わらずだった。


色々と過去の誤解は解けたものの、


俺も佐藤も素直じゃないため毎日基本ケンカしてばかりだ。


上司からは「仲がいいね〜」とか「痴話喧嘩かい？若いねぇ」とか言われるが、


その度に佐藤は「違います！」と怒鳴るが、実は俺は満更でもない。


「はぁー・・・」


どうしたら、俺を男として見てくれるのかなあ・・・


「何そのため息。・・・疲れてるの？」


「そーじゃなくて・・・」


コイツは意外と鈍いしなあ


俺がデスクに突っ伏していると、


佐藤がちょんちょん、と俺の肩を指で叩い(触った？)た。


「・・・ん？」


ちょっと驚きながら顔をあげる。


すると、佐藤は顔を赤らめながら、


「あ、の、ね、一緒に行ってもらいたいところであるんだけど・・・」


と言った。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ん？


今コイツなんてった？


「ダメ・・・かな？」


上目遣いで頼んでくる佐藤。


普段とのギャップもあってもの凄く可愛らしい。地上に舞い降りた天使だ。


「別にいいけど」


内心とは裏腹に素っ気なく答えてしまったが、佐藤は「あ、ありがとう」と言って、


自分のデスク(とっても俺の隣だけど)に戻った。


・・・・・・これってさ、


つまり、


デートのお誘い！？

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