私達…アースイレブン応援団！Ⅱ【イナギャラ中心】 (ページ30)

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66話☆ハル・アレキウス☆ ページ30

ウーゴ「ハル。」

ハル「ん？」

ウーゴ君は心配そうに僕を見つめた。

ウーゴ「いいのかい？こんな結末になって。」

ハル「うん…」

すると、

シェヘラ「ハル！」

ハル「シェ、シェヘラザード様!?どうしてここに!?」

シェヘラ「怜奈に連れてってもらったのよ。」

ハル「そ、そうなんですか…。」

シェヘラ「で、ハル。今すぐ皆のもとに戻りなさい！」

ハル「い、いやです!!」

シェヘラ「どうしてそこまで戻りたがろうとしないの!?皆心配してるのよ!!」

ハル「…僕は、皆と違う。僕はただの人形ですから…」

シェヘラ「ハル…。で、でも、生き返れば…」

ハル「…でも…もう、いいんです。本当に楽しかったです。もう、悔いはありません。」

シェヘラ「…じゃあ、せめて皆にお別れのあいさつでもしてきなさい。」

ハル「!!はい！」

僕は皆のもとへ向かった。

紅覇「ハルゥ～…」

紅明「紅覇…」

白瑛「だめだわ…。」

ハル「紅覇！皆！」

紅玉「ハルちゃん！どうして！？」

紅覇「え!?ハル!?ハルなの!!?」

ハル「紅覇…」

紅覇「ハル…。あ、あのさぁ～…///ほっぺにチューして？」

ハル「ええっ!?///」

紅覇「だ、だって…///」

ハル「まったく…しょうがないな…」

僕は微笑み、紅覇のほっぺにキスをした。

紅覇「//」

ハル「ｸｽｯ)…じゃあね、皆！」

皆「「はい！/うん！」」

僕は煌帝国をでて、怜奈たちのもとへ向かった。

リン「あれ？あれって、ハルじゃない？」

怜奈「え!?」

ハル「やぁ、皆。」

葉乃「ハル！生き返ったの？」

ハル「ううん。僕は、やっぱり聖宮に残ることにした。」

リン「え!?なんで!?」

ハル「僕は…弱いし、泣き虫…皆の足を引っ張っていくと思うから…」

葉乃「…」

ハル「……あ、もう時間だ。ばいばい…」

怜奈「ハル!!」

怜奈「だめだったか…。」

シェヘラ「ええ…ごめんなさい…私が…せっかくの時間が…。もう一回できる？」

怜奈「やってみる…。」

ユナン「それは、むりだね。」

シェヘラ「貴方は…ユナン!?」

葉乃「な、何でですか？」

ユナン「…ハルの気持ちもちょっとは考えてあげたら？ハルはここに生きることを望んでない。」

僕はそれを言い残し、去って行った。

シェヘラ「…」

そういえば、ずっと、ハルに命令ばかりだったわ…

あの子、いつも「はい」とか、「わかりました」ばかりいってて反論の言葉は行ってなかった。

だから、今だけ…いや、最後の自由を与えるのも…いいかな…。