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田中「俺らの女神、潔子さんっ!!」 ページ12

そうこうしてドリンクを作り、戻ってきて少したったぐらいの時に、


クーラーボックスを持った潔子さんが来た。



「『潔子さん!』」


田中と2人で潔子さんの元に駆け寄った。


「お疲れ様です!お持ちします」


「いい、自分で持っていくから」


と華麗にスルー。


「潔子さん、今日もお美しいっス。」


そんな言葉にも逐一反応するわけもない潔子さん。


はぁぁぁ、美しすぎる。


ってさっきから一年コンビ見てるじゃん。恥ずかしっ!!


そんなことに気づかない田中は


「ガン無視興奮するっス!!」


とか言ってるし。バカなの、バカなの!?


スガさんがすぐドアを閉めてくれたからまだ良かったけど、


よく考えたら異常だよね、この状況。



「A、そのキラキラ顔やめなさい。」


『潔子さん見たらキラキラしちゃいますよ。目の保養すぎますもん』


「田中と同じ顔してる」


『それはヤですね。でも治んない…』


「じゃ、スガさんが治してやろう。えーいっ!!」


『痛い痛い痛い!!スガさんほっぺたちぎれる!!』


思いっきりほっぺたを引っ張ってくるスガさん。


一年生に見せてたあの優しい先輩感どこに置いてきたの!!




痛っ、まだじんじんするんだけど。


「Aちゃん、ほっぺた赤いね。氷、余ったからいる?」


『ありがとうございます…清水先輩…』


潔子さんが袋に入れた氷を差し出してくれた。


こういうところがイケメンなのよっっ!!惚れちゃう!!


ちなみに、部活では自分の中での上下関係とかをしっかりするために


潔子さんではなく清水先輩と呼んでいる。


スガさんとか大地さんとかは休憩時間しか関わらないからそのまんまだけど。


試合とかだと直してる。




練習が終わって、みんなはクールダウンをしている中


一年コンビがドアを開けて、大きな声で体育館に叫んできた。


「「キャプテン!!

俺たちと勝負させてください!!

セーノッ

ちゃんと、協力して戦えること、証明して見せます!!」」


う、嘘でしょ


この子たち本気、だよなぁ。


かと言って先輩たちを舐めてるとか、そんな感じもしないし。


田中は腹抱えて笑ってるし、スガさんは私と同じでマジかよ、って顔してる。


なんか面白くなってきた!?

少し冷たく、とても暖かい。→←補完ってヱヴァとかでしか聞いたことないわ



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楝色(プロフ) - 紗奈さん» ありがとうございます!!今後とも『烏野のバカ2年トリオ。』をよろしくお願いします。 (2020年5月23日 20時) (レス) id: c545d3271f (このIDを非表示/違反報告)
紗奈 - 面白いです! (2020年5月23日 20時) (レス) id: b7b3f2396a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:楝色 | 作成日時:2020年5月9日 2時

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