好きと言って II (ページ6)

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YouSide

最近は文化祭の準備で帰りが遅い日が続いてる

遅いと言っても完全下校時間は決まってるから
19時には学校を出てるんだけどね

今も文化祭の準備中なんだけど、
家庭科室でミシンを借りて作ってたんだけど
生地が足りずに教室まで取りに行って戻ってるところ

ジンくんって確かあそこのクラスだよね

なんて、反射して全く見えないんだけどね

気づけば手に持っているはずの生地が少なくなっていた

後ろを見ると生地が点々と落ちてる

あー、誰よ、こんなことしたの

まあ、私なんだけどさ

はぁ～っと溜め息をつきながら拾ってると

TH「迷子姫みっけ」

顔を上げるとテヒョンくんが手に生地を持ってた

なぜ、ここにいるキムテヒョン

TH「何してるの？いっぱい落ちてたよ？」

『ごめんごめん、ありがとう』

そう言いながら私の近くに落ちている生地を一緒に拾ってくれる

なんて優しい男なの

TH「あ、糸くずついてる」

『え、どこ』

言い終わる前にテヒョンくんの手が
私の顔近くに伸びて取ってくれたんだけど

顔近くない？

TH「よし、取れた！ちょっと見えにくかったけどちゃんと取れました！」

と笑顔で敬礼するテヒョンくん

え、なに
可愛いな

『ありがとう！じゃあ早く行って準備再開しようであります！』

TH「了解であります！」

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