不思議の国 (ページ50)

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TaehyungSide

あれから早いものでもう１ヶ月

ジミンが物凄い勢いで僕の部屋を開けて入ってきた

JM「テヒョン！」

「なに？」

JM「美春たちが怒られたって何？」

「え、知らないよ？なんの話？」

見せてきた画面には

美春からのメッセージが長々と綴られていて一部は

あなたたちの会社はあなたたちのことは大事だけど
ファンの気持ちは無視するのよ
いいね、何も知らずに呑気な人は

こんな文も書かれてた

まあ上からの流れてきに喧嘩して美春も言うつもりなかったけど言っちゃったって感じだろうけど

それからジミンに本当のことを話した

JM「だから急に居なかったの？じゃあ僕があの時メッセージ送った内容バカみたいじゃん」

「まあ、それを送ってきたってことは少なからず思ってたってことだろうね」

JM「でもあの時はそんなこと一言も言ってなかった」

「そりゃ僕たちの事を考えてくれたんだと思うよ？」

JM「僕、美春を幸せに出来てるのかな？」

「出来てんじゃないの？喧嘩するほど仲がいいって言うし」

JM「なんか違う気が…あ、美春からだ。え、２週間後から１ヶ月韓国出張なんだって！だから会おうって！」

「Aも来るの？」

JM「え、うん、来るって書いてあるけど。もしかしてさテヒョンはあの写真の件があって？…Aのこと好きなんでしょ？」

「違うよそうじゃない」

へぇ～と言いながら意味有りげな表情をするジミン

Aがまた韓国に来ると知り少し嬉しかった

だってもしかしたら会えるかもしれないと思ったから

口ではそうじゃないって言っておきながら
会えるかもしれないと嬉しく思ってる時点で
僕はまだAのこと忘れられてないんだよね

早く時間が経てなんて思いながら
気づけばジミンが言ってた日から２週間が経ってた

「もう来てんの？美春」

JM「テヒョンが聞きたいのは美春じゃなくてAでしょ！昨日着いたらしいよ！」

「へーそうなんだ、美春と会うの？」

JM「もちろん会うに決まってるじゃん！しかも今日！テヒョンも行こうよ！ジョングクも誘ってるから」

「まあ、そこまで言うなら行ってやるよ。ジョングクも来るなら尚更行く」

JM「いや、そこまで言うならって言われるほど強く言ってないんだけどな～」