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JM「で、実はお父さんが蒸発してて、
住んでた家が売られて強制退去....って、
なんで今まで言わなかったの」
『言わなかったんじゃなくて言えなかったの』
JM「なんでも言い合える仲でしょ」
『そうだけど、甘えすぎるのもどうかなって』
JM「でも今こうやって甘えてるじゃん」
『…はい』
部屋に入れば始まったジミンの説教。
TH「いいよ、俺は」
JM「テヒョンは良くても俺は反対だし
絶対アイツも反対するだろ」
もう一人いるルームメイトか。
是非とも反対しないでほしい。
そしたら多数決で私の勝ちだ。
ちょうど良きタイミングで
そんなアイツのご帰宅。
「は、誰」
『チョンジョングク』
JK「で、なに」
彼も大学内では有名人だ。
というか、3人ともうちの大学じゃ
名前を知らない人はいないと思う。
JK「普通に無理だし
なに？悲劇のヒロインごっこ？」
事情を説明すれば
冷たい視線とともに冷たい言葉が降ってきた。
まあね、わかってたよ。
かっこいい顔して中身は冷酷人間だって
有名なんだから。
それに、悲劇のヒロインごっこ。
私も思ってたからノーダメージ。
『なんでもする。いや、なんでもは言いすぎた。
掃除洗濯料理は私がするから』
JK「人に自分のもの触られるのとか無理だから」
終わった。
ここは潔く諦めよう。
なんとかなる。
なるようになる。
『わかった。……ごめんね、無理言って。
ありがとうジミン。またね』
少しは期待した。
玄関辺りで、手を引かれて
やっぱり良いよっていうのを期待した。
けど綺麗にしまった扉。
『……はぁ、どうしよう』
あてもなくただ歩いて
今日はここだなと決めた公園のトンネルの中。
ホテルは高いし
同棲ホヤホヤの友達のところに
転がり込むほどアホじゃないし
今日は
家がなくなったことよりも
こうやって野宿してることよりも
なによりも友達の少なさに驚いた1日だったな。
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ou(プロフ) - KARINさん» コメントありがとうございます！そう言って頂けて嬉しいです！頑張りたいと思います！ (2021年9月13日 16時) (
レス) id: 5dec1fbb6c (このIDを非表示/違反報告)
KARIN(プロフ) - このお話，すっごいどタイプです！いっぱい更新して欲しいと言いたいところですが，作者様のペースで頑張って下さいね！ (2021年9月13日 9時) (レス) id: 45c5b863c0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ou | 作成日時：2021年9月9日 17時
