はいすくーる (ページ6)

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JM「ん？なに？」

私の視線に気づいたのか
ジミンくんが首を傾げながら聞いてくれる

『なんであの日あそこにいたの？』

JM「あの日ってAちゃんが絡まれてた日？」

『うん』

JM「んー。たまたまだよ」

『そっか』

ってことは偶然だったってことか

わたしには考えても分かりそうにないや

JK「なんでお前友達いねえの」

また唐突に失礼なことを

『だからジョングクくんはなんで失礼なことしか言えないのかな？』

なんてやっぱり言え…

JK「は」

TH「わー、言っちゃった」

言えてました

言ってました

『口が滑りました』

小学生の頃から仲の良い友達がいて
親友なんて言って笑いあって

中学生になっても同じ部活動に入って
毎日のように笑ってたまには怒られたり
これでも人並みに楽しく生きてきた

でもある日それは簡単に終わりを告げた

先輩ブームって一度はやってくると思うんだけど
それは私も例外じゃなくて

憧れの方が大きかったとは思うけど
大好きな先輩が出来た
でもその先輩はとても人気の人で

でも親友にそれを言ったら
応援してくれて

そのおかげで先輩とも話せる仲になって
毎日が青春だった

そんなある日、着いてきてって言われて
親友に連れてこられたのは体育館

そこには女の先輩達が数人いて
その日から私は先輩たちの遊びの対象になった

親友は私を売ったの

その人達は私があの先輩と仲良くするのが
許せなかったみたい

別に親友を憎んだりはしてない

けど

信じてた分裏切られた時は悲しくてつらくて

でも不思議と涙は出なくて

そして気づいたの
1人ってこんなに楽だったんだって

JK「へー」

ジョングクくんが聞いてきたのにね
まるで興味のない返事

『ふふ』

TH「あ、笑った」

私が彼らのことを信じてる訳じゃないからなのか

でもこんな話をしてるってことは

彼らにはどこか期待しているところもあって

『あなたたちと友達になりたい』

1人は楽だけど

やっぱり独りは寂しいから

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