血が苦手な吸血鬼とその執事達 (ページ8)

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小さい女の子を取り囲む三人の成人男性

傍からはどう見えるものか

うーむと喉を唸らせる

しかし都会はやはり暑い、もう溶けてしまうほどに

こんな日光、直で肌にでも当たったりしたらと思うとアイスを買いに行くだけでも命を懸けている

mnd｢暑いねー、お嬢大丈夫？｣

ras｢あっつ！お嬢抱っこしようか？｣

sisk｢俺らでも暑いからちっちゃいお嬢様はもっと暑いんじゃない？無理してない？｣

『あのな、私は小さいが歳は上だぞ、何かあればすぐ言える。』

あからさまにムッと見上げるが

｢｢かわいい｣｣

『なんなんだ！！』

いつもそうだ、ムッと見上げて怒っているアピールを全身で表現するがちびっ子だと威厳が足りない

『道に迷っちまえ！バーカ！！』

べー！と舌を出し人混みを駆けていく

mnd｢あっ！！｣

sisk｢やばい！待って！！ras！！｣

ras｢人多すぎて無理！待ってお嬢！！｣

私はあくまで大きめのコンビニに向かってる途中だった

そう、向かってるつもりだった

『…何処だ、ここは………』

今日はとことん、ついてない日みたいだ