血が苦手な吸血鬼とその執事達 (ページ6)

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何とか食事を終え身支度をする

今日私を着飾ってくれるのはsllyらしい

slly｢今日どんな髪にする？｣

『んー、sllyのお任せにしていいかい？』

slly｢ん！｣

鏡台の前で丁寧に素早く髪の束を作りあげていく

『sllyは綺麗な手をしているな』

slly｢えっ？｣

『全て綺麗で可愛らしいが、手の動きも指も肌の白さもとても綺麗だ』

なんとまぁ美しい子なのだろうなと頬を緩め目を細くすると

slly｢馬鹿じゃないの？｣

と拍子抜けの様な顔をする

『いつか自覚するさ』

そんな雑談を交わしながら今日の私はsllyで染まっていく

にしても…

『ちと可愛すぎやしないかい？こんなフリフリのワンピース、汚してしまうよ』

slly｢お嬢にあげるために買ったから良いの！また買うし｣

『あのねぇ、好きに使っていいと言ったが私のために使うのは金の無駄だぞ』

slly｢いいの！俺達お嬢の事好きだからいっぱい使うよ？｣

『とんでもない子達だよ』

全く、と後付けをし日傘を持ち、ツバの広い帽子をかぶり、
よし、と意気込む