血が苦手な吸血鬼とその執事達 (ページ19)

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#19 ページ19

─あなたscene

『みんな冷たいじゃないか…』

唇をツンと尖らせブツブツと文句を唱える

まあでも確かに？

私が大人の姿になるなんて君達拾った以来ぐらいだし？

他人がいるみたいで番犬としては丸あげてもいいかなって思うけどさ？

でも私仮にも主だよ？お嬢だよ？

まさかあの子ら小さい子の方が好みとかじゃないよな？

等と考えながら着慣れてないドレスを脱ぐ

『相変わらず吐き気するほどここは広いよなぁ…』

まともに皆に相手されてないからかその広さが心を少し痛め付ける

『チェリーボーイ共がよぉ…』

眉間に皺を寄せ、シャワーを浴びる

会うの気まずいって時に限って何かしら無いものだな

『シャンプー切れって…』

溜息をつきながら渋々呼び鈴を鳴らしタオルで前を隠す

立ってたら色々見えても困るため座って待機する

少ししてバニが来た

vnr「…はーイ！？」

『おーバニか、シャンプーなど切れておってな？変えが欲しくて呼んだんだ』

私の中でバニが来たのは幸運だった

なんたってうちのバニは普段からアロマ等の調合が得意で趣味探しをしている時に

『バニのアロマや石鹸はとても好きな匂いをしているな、そうそう手に入らないだろうから大切にしなきゃね』

と伝えたらまさか趣味にしてくれるなんてな

そのため新作があれば楽しめるのだ

vnr「あーうん分かった…」

『バニ、新作はあるかい？』

目をキラキラさせ私は問いかける

あると言ってくれどうか！！

vnr「あるよ…今使う？」

『嗚呼、勿論だ』