血が苦手な吸血鬼とその執事達 (ページ14)

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#14 ページ14

こうして、先程居た路地を後にする

いやしかし、日照りが私を殺すつもりで照らしてくる

コノヤロウ

あれ？何か忘れてるよな私

そう悩んでいるとコウモリが肩に止まった

『あ？どうした、うんうん、あ、そっか』

傍から見れば独り言だろう

先程とは別の路地へ行き、人がいないことを確認してからコウモリの群れをつくる

そしてアンティーク調の電話機を出す、

瞬時にジリリとなり出る

『はいもしもs』

？？【今どこ！！！！】

耳が、耳が、

電話に出た方の耳を抑える

少し遠くに話してもまるで中身が聞こえる

？？【ちょっと？？ほんとに何処！？】

『あー…何処だここ、、でもシス大丈夫だ！シスは何処だい？』

sisk【お嬢は動かないで！！！近くにある物とか言える！？】

『あーはいはい、近くにはね〜…あ、』

sisk【何！？】

『見慣れたピンクのふわふわが見えるよ、それに黒い眼帯も白の可愛い耳も、ふふ』

sisk【｢は、｣】

『やぁ、久方振りだね』

sisk｢屋敷に帰ったら説教ね｣

『ハイ…誠に申し訳ございませんでした…』

ras｢お嬢悪いよ、反省｣

『わざわざワタクシめの為に御足労おかけし、申し訳ございません…』

mnd｢これ、アイス無しでよくね？｣

『それだけはご勘弁を…』

今度こそ大人三人に囲まれた私は逃げ出せない

もう逃がしてたまるかといった視線が上から感じる

帽子かぶってて良かった怖い

『私がアイス全部払うからそれで許して貰えませんか…』

｢｢｢いや、それはさせない｣｣｣

なんなんだお前ら