今日:6 hit、昨日:0 hit、合計:14,759 hit
小｜中｜大
#13(多少の流血表現あり) ページ13
脈があるならまだ大丈夫
『ごめんね、少し頂くね』
手を掬い、指に軽く牙を立てる
するとプツリと血が流れる
暫くその血を眺め、決心した様にして舐めとる
だが結果は知れていた
『う゛っ゛…！！！！無理！！！！』
苦虫を噛み潰したような顔をして舌を露わにする
この血生臭さといい、鉄臭さといい、独特の温度、人によっての粘り気、口の中でジュワッと広がる不快感、何をとっても苦手だ
『っ…………今日もダメかぁ……』
目が潤って今にも零れそうだ
勿論もう1人でも試した
結果
『おっ…………え…』
無理だった
地べたで寝転がっている2人にも治癒をした
跡は残らないだろう
これに懲りてくれるといいんだが
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 199人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：うーろんてぃー | 作成日時：2023年9月18日 0時
