まだ始まっていない2人の話 ページ30
‴中学三年
_______________…
初夏の日差しが衣服に隠されていない肌をジリジリと焼く感触は嫌いじゃなかった。
歩く度にポケットに入れた紙が擦れる。
不快に思うのはその擦れる感触や音ではない。
「はぁ」
無意識のうちに漏れた溜息を気にする余裕もなかった。
進路希望調査書。
第一希望に雄英高校と書いたが、俺なんかがと自信はどんどん失われていく。
さっき芦戸の友達が困っていた時に体が動かなかった。
俺は、何をやっているんだ。
俺は、何になろうとしてたんだ。
漢気ヒーローなんて。
俺のどこに誰かを守る漢気があるのか。
ヒーローになれると中途半端に鍛えた体や“個性”が逆にみじめに思えてきた。
「ねぇってば！」
いきなり肩を捕まれ強制的に後ろを振り向かされた。
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小桜(プロフ) - 切島くんが恋してるの可愛すぎましたっ！最高です！ (2021年10月18日 22時) (
レス) @page33 id: 8b4a915ba2 (このIDを非表示/違反報告)
壬生(プロフ) - もうこれ、展開覚えて台詞も覚えるほど読んでしまう程キュンキュンしちゃう作品でした！！こんな素敵な作品を作ってくださり有難うございました！！ (2021年3月6日 11時) (レス) id: 37023bc587 (このIDを非表示/違反報告)
ゆいな(プロフ) - ああもう最高でした、、切島くんかっこいいし笑 (2020年8月25日 21時) (レス) id: ec54d11116 (このIDを非表示/違反報告)
菜月 - 切島くん再推しなので本当にこの作品を読めて嬉しかったです！ (2019年11月30日 13時) (レス) id: ed9b976bb6 (このIDを非表示/違反報告)
おちょぼけ(プロフ) - ＴＲＮＰさん» そう言ってもらえて嬉しいです。最後まで読んでいただきありがとうございました！ (2018年12月1日 17時) (レス) id: b5b60748e6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おちょぼけ | 作成日時：2018年9月13日 20時
