４１.どうしましょう安吾さん！！ ページ46
タイプ音と空調音だけが響く静かな室内。
午後９時を過ぎた特務課オフィス。
国内の異能社を取り仕切る政府機関はブラックと呼ぶには甘過ぎる程の苛酷な仕事場だ。
『やっ………と終わった……。』
大きく伸びをした私の机上には資料だけでなく眠○打破と菓子パンの袋が乱雑に置かれ、
向かいの席で黙々とパソコンに向かう安吾さんの机上には私の倍以上の眠○打破が一列に並んでいる。
「お疲れ様です。
送っていきますよ。」
早々と立ち上がる安吾さんを慌てて止める。
『いや、やっぱり良いですよ！！
安吾さんまだ仕事があるじゃないですか。』
「そんなこと言って……。
また誘拐されでもしたらどうするんですか。
Aの安全を見守るのも僕の仕事です。
それに、明日も学校でしょう？」
…………ガッコウ………学校………。
『あーーーー！！』
その日私は思い出した
課題に支配されていた恐怖を…………
教室の中に囚われていた屈辱を……………
あれ、このフレーズ聞いたことあるぞ。
なんか………最近読んだ漫画で……。
そんなことはどうでもいい！！
「A！？どうしたんです？
大丈夫ですか！？」
いきなり叫び声を上げた私を驚いて見る安吾さん。
『宿題…………やってません………。』
誘拐された日から数日。
ナオミちゃんが毎日欠かさず届けてくれた配布物と課題の数々。
全て真っ白なままカバンに詰め込まれている。
時刻は午後９時１７分。
今から帰って課題をやるとなると寝るのは恐ろしく遅い時間になる。
最も恐ろしく、一番高い可能性で起こりうる事態は帰って寝てしまうことだ。
仕事中は気が張っているため眠くなることはないが、家に帰った途端、糸が切れたように眠ってしまい、朝を迎えることはよくある。
「ハァ……仕方ありませんね……。」
目の下に大きな隈を作った安吾さんが髪をかき揚げながら此方を見る。
「高校の勉強ぐらいなら教えられます。
大学は無理ですが。」
ニコッと控えめに笑う姿がとても格好いいと思ったのは此処だけの話。
『…………っ！！すみません！！
ありがとうございます！！』
大急ぎでお礼を言い、かなりの勢いで顔をあげると、既に安吾さんは部屋の外。
大きな背中を慌てて追いかけた。
奇抜な髪の部下さんにウインクされたのはなんでだろう？？
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あねもね - ツキカさん» 私もドーナツホール好きですよ！今日オープンキャンパス行ったら学内で流れててテンション上がりました！！あとは、パンダヒーロー、ヤンキーボーイ・ヤンキーガール、それが貴方の幸せとしても、脳漿炸裂ガールとかですかね(ちょっと名前自信ないですが) (2017年8月6日 22時) (
レス) id: 0b39c008f8 (このIDを非表示/違反報告)
ツキカ - ボカロ何の曲が好きです？私は格好いい感じの曲が好きなので「東京テディベア」とか「イカサマライフゲーム」「ドーナツホール」とかですね〜 (2017年8月6日 14時) (レス) id: a0cb239098 (このIDを非表示/違反報告)
あねもね - ツキカさん» そこまで詳しくはないですが！よく聞きますよ！！きまった曲ばっかりですが、大好きです！！ (2017年8月5日 23時) (レス) id: 0b39c008f8 (このIDを非表示/違反報告)
ツキカ - 絶叫系とホラー系はダメです絶対NGです！！あのふわっと浮く感じがダメ・・・確かに逢えたらいいですね！！あねもねさんってボカロとか歌い手さんって好きですか？？ (2017年8月5日 21時) (レス) id: a0cb239098 (このIDを非表示/違反報告)
あねもね - ツキカさん» 7分前！絶叫系も最高ですよ！！(笑)また大人になって財力が出来たら大阪ぐらいで会えたらいいですね！！ (2017年8月4日 21時) (レス) id: 0b39c008f8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あねもね | 作成日時：2017年2月27日 22時
