２４.勤労の徒 坂口安吾�� ページ25
《安吾 side》
特務課のオフィスに帰ってみても、Aの席は空席だった。
此処に来た気配すらない。デスクの上は未処理の書類とペンケース。
今までこんなことは無かった。事情があって来れなくなった場合は必ず連絡があるはずだ。
一定のリズムで時を刻む音がやけに耳をつき、鼓動が速まる。
「…………何処に行ったんです……？」
余りに弱々しい独り言に自分でも驚いた。
とりあえず、Aのデスクの向かいにある自分の席に座る。
本日何回目になるかわからないスマホチェック。電話帳を開いたはいいものの、通話ボタンを押すことは無かった。
「安吾先パイ、
探偵社の人に連絡してみてたらどうっすか？」
何も知らない部下の言葉に僕はなんと返したらいいのか分からない。
「……………ハァ。そう……ですね。
あ、ありがとうございます。」
不思議そうに首を傾げながら、僕の席に珈琲を置いていく部下。
濃いめのブラックで喉を潤しても目が冴えるばかりで頭は少しも冴えない。
時計の音と共に不安が体に刷り込まれるようだ。
プルル「もしもし。坂口です。」
かかってきた電話を反射的に取り、耳に当てる。
「Aは今探偵社に居ますか？」
唯のうっかりで特務課の仕事を忘れていたと
言ってくれ。
今日は午後からずっと探偵社に居ると。
「嗚呼、Aちゃんかい？特務課に居るんじゃなかったの？社内の予定表ではAちゃんは今日特務課だと書いてあったけど。」
「それが……まだ来ていないんです。荷物も無いし、仕事も溜まっている。」
情けない声だ。
太宰君から電話だなんて、あらゆる最悪の可能性を見越した上でのものだろう。
「嫌な予感がするね……。普段のAちゃんなら無断欠勤なんてあり得ない。」
「休むにしても連絡が来る筈です。」
「特務課に？」
「いえ、僕に。」
太宰君の纏う気配が電波を通して雪崩れ込んで来るようだ。
「………兎に角、乱歩さんに聞いてみるよ。
じゃあ。」
「僕も！………今からそちらに向かいます。」
自分で思ったよりも大きな声に、部下だけでなく何より自分が驚いた。
「………安吾は来なくても大丈夫だよ。
特務課の手を借りなくても、探偵社だけで充分探せる。
Aは探偵社の人間なんだし、何より異能特務課ともなれば、忙しい事極まりないだろう？」
電話越しに聞こえる含み笑いに、背中を寒気が走る。
「………いえ、Aは僕のアシスタントですので、今からそちらに向かいます。」
返事も待たずに電話を切り、鍵を掴んで車へ駆け出した。
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あねもね - ツキカさん» 私もドーナツホール好きですよ！今日オープンキャンパス行ったら学内で流れててテンション上がりました！！あとは、パンダヒーロー、ヤンキーボーイ・ヤンキーガール、それが貴方の幸せとしても、脳漿炸裂ガールとかですかね(ちょっと名前自信ないですが) (2017年8月6日 22時) (
レス) id: 0b39c008f8 (このIDを非表示/違反報告)
ツキカ - ボカロ何の曲が好きです？私は格好いい感じの曲が好きなので「東京テディベア」とか「イカサマライフゲーム」「ドーナツホール」とかですね〜 (2017年8月6日 14時) (レス) id: a0cb239098 (このIDを非表示/違反報告)
あねもね - ツキカさん» そこまで詳しくはないですが！よく聞きますよ！！きまった曲ばっかりですが、大好きです！！ (2017年8月5日 23時) (レス) id: 0b39c008f8 (このIDを非表示/違反報告)
ツキカ - 絶叫系とホラー系はダメです絶対NGです！！あのふわっと浮く感じがダメ・・・確かに逢えたらいいですね！！あねもねさんってボカロとか歌い手さんって好きですか？？ (2017年8月5日 21時) (レス) id: a0cb239098 (このIDを非表示/違反報告)
あねもね - ツキカさん» 7分前！絶叫系も最高ですよ！！(笑)また大人になって財力が出来たら大阪ぐらいで会えたらいいですね！！ (2017年8月4日 21時) (レス) id: 0b39c008f8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あねもね | 作成日時：2017年2月27日 22時
