７話 キリトside ページ9
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「まぁ…キリトにもキリトの事情があるだろうし、この話はこのへんで…」
目の前のコイツは俺から目を背けて言った。
もしかしてなまえは俺がβテスター…ビーターと言われていることに気づいてるのか？もしくは、なまえもβテスターなのか？と考えていると、突然なまえが奇行に走り出す。
『僕のこの筋肉で！！』とか言いながらか細い腕で精一杯、十数メートルほどある石像を持ち上げようとしだした。
筋力値を上げているとしたら別として、なまえの武器は細剣だ。
はっきり言って無理だ、はっきり言わなくても無理だ。
そんな姿を見ていても、端正な顔に華奢な体がマッチして、男がナンパしようとしたこともうなづける(助けた時は女の子だと思っていた)。
なまえの奇行はもう無視すると決めて、俺は考えを巡らす。
なまえを攻略会議で見た記憶はないし、アルゴからもなにも聞いていない、この容姿なら噂になっていいはず…だが今まで一度もその噂は聞いていない。
まぁ…普通のプレイヤーならばそれが普通なのだろう…が、些かなまえは普通ではないだろう。
容姿は一度おいといて、なまえは腕が立つ。
現にコイツはソロで、危ない森にあるクエストに行っていたのだ。
しかも十分な安全マージンもとらず、ほぼ丸腰で。
平然とやってのけた、笑顔で。
コイツ、死ぬことが怖くないのかと思うくらい…
「キリト〜 無理だった。石像持ち上げるの…」
俺が真剣に考えている間、なまえはずっとこの調子だ。
そして、なまえの異常な筋肉への執着心が恐ろしい…
「おまえ、その容姿で噂とかされないのか？」
さりげなーく、さりげなーく、探りを入れてみると「普段はフード被ってるから！」と返された。
自分のえげつないほど整った顔に自覚はあるらしい。
別になまえを疑ったりしているわけではないのだが、腕が立つプレイヤーが攻略に臨まないことを不思議に思ったのだ。
「キリト！キリト！ この世界でマッチョになれることは、可能なのか！？」
「無理だろ」
もう、なまえがわからない。
・・・・・・・・・
名前変換がうまくできていませんでした。
申し訳ございませんでした。
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(名前)(プロフ) - 面白いです！更新お願いします。応援してます！ (2020年4月4日 3時) (
レス) id: 0a80c4d22b (このIDを非表示/違反報告)
ひまん - アルートさん» そのように言って頂けて、嬉しいです。面白い物語を書けるように更新もろとも、頑張ります！ コメント、ありがとうございます！ (2018年10月20日 21時) (レス) id: 139a5926a1 (このIDを非表示/違反報告)
アルート - 展開などが面白いですね。今後も読ませていただきます！更新頑張って下さい。 (2018年10月20日 18時) (レス) id: 2c14469923 (このIDを非表示/違反報告)
ひまん - うんピーさん» うんピーさんも更新、頑張ってください！長文、失礼いたしました！ (2018年10月14日 21時) (レス) id: 139a5926a1 (このIDを非表示/違反報告)
ひまん - うんピーさん» いえいえ！！うんピーさんの御作品が駄作でしたら、私の作品は一体なんなんだ…となってしまいますよ！とても心強いお言葉をありがとうございます！機械オンチですがなんなりと聞いてください（笑）私も聞かせて頂きます！お友達ができたようで嬉しいです！ (2018年10月14日 21時) (レス) id: 139a5926a1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひまん | 作成日時：2018年10月4日 22時
