episode 20 ページ23
ナカバ「髪…私と同じね。凄く…綺麗よ」
A「！」
私はナカバ様が向けてくれる
暖かな眼差しに
胸を締め付けられた
まるで彼女に“仲間だ”と
“悪魔なんかじゃない”と
言ってもらえたような
そんな気がした
A「…っ、…すみません、ナカバさん…。私、格好悪いですね」
慌てて滲んできた涙をぬぐうと
ナカバ「…Aさん。おいで
辛かったでしょう？
分かるわ…。私もそうだったもの」
と
ナカバ様は私をそっと優しく抱き寄せて
ゆっくりと髪を撫でてくれた
(ああ…ナカバ様はなんて優しくて
なんて…暖かくて強い人なんだろう)
私は彼女の胸の中にしがみつき
今まで我慢してきたものをすべて
はき出すように
涙を流して泣いた
ナカバ様はすべてを包み込んでくれるように
ただただ私の髪を撫でてくれた
…そして
そんな私たちを側でロキさんが
優しい眼差しで見守ってくれている気がした
???「ナカバー！
お前やけに遅いと思って来たら何してるんだよ…って」
後から男の人の声がし
慌ててナカバ様から離れると
(…あ)
以前宮殿でお目にかかったことのある人がいた
シーザー王子だ。
そして…彼はナカバ様の夫であり
今ではベルグートの王位継承者だ。
シーザー「…お前は…」
シーザー王子の視線は私に向けられた
A「…っ！お目にかかる事ができ
光栄です。第二王子
私(わたくし)の名はパカル第一王女 A＝シャンデラと申します」
この国はベルグートをしたう伝統のある国で
王に会った場合はそう言い
手と膝を地面につけこの言葉を言うのが礼儀だとされている
シーザー「よせ。A
俺はそういう挨拶は好きではない
顔を上げろ」
シーザー様はそう言うと私の手を引いて
状態を起こしあげた
A「…！」
私はそう言われることが予想外で
思わず何も言えずに立ったままでいた
シーザー「パカルの奴らはいつもベルグートを神のような存在だと思ってるのか知らんが
俺達だってお前らとなにも変わらない。」
彼の微笑みに私は感動して言葉がつまった
ナカバ「ふふ。シーザーたまにはやるじゃない」
ナカバ様がそう褒めるとシーザー様は
今までみたこともないような嬉しそうな顔をし
シーザー「ふ…ふん！いつも俺はこうだ」
と喜びを隠しきれなく笑みをもらした口で
言った。
ナカバ様に褒められて嬉しかったのだろうと
すぐに分かった
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まんじゅう - 子ねこさん、本当にコメントありがとうございます…！！本当にすごく嬉しくて励みになりました！子ねこさんのことが大好きです！本当にありがとうございました！更新が遅れてしまってすみません汗 (3月16日 21時) (
レス) @page25 id: c2801811dd (このIDを非表示/違反報告)
子ねこ(プロフ) - とても面白いです！更新頑張ってください！ (2017年8月18日 7時) (レス) id: c1c8e0d2e6 (このIDを非表示/違反報告)
まんじゅう - ももさん» ももさん本当にコメント下さってありがとうございました！！おおお！ロキがかっこいいだなんてありがとうございます！目指していたところなので凄く嬉しいです！はい！これからも頑張りますね！本当にコメントありがとうございました！ (2016年10月18日 19時) (レス) id: ea9e0a7961 (このIDを非表示/違反報告)
まんじゅう - 香音さん» はい！分かりました！香音さんの素敵なアドバイスのとおりナカバと交流させますね！コメント嬉しいです！ありがとうございました！ (2016年10月18日 19時) (レス) id: ea9e0a7961 (このIDを非表示/違反報告)
まんじゅう - 香音さん» 香音さんコメント本当に嬉しいです！！ありがとうございます！前からコメントして下さってましたよね！？本当におくれてすみません！ありがとうございます！ロキキャラ崩壊してないか不安だったので凄く嬉しいです！ (2016年10月18日 19時) (レス) id: ea9e0a7961 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まんじゅう | 作成日時：2015年10月24日 19時
