episode 8 ページ11
A「な……え…演技…？」
さっきまでのが…？
嘘…でしょう…？
状況がうまく掴めずに
その場に思わず固まってしまう。
A「あ…あんなに演技が上手だったら
騙されちゃうじゃないですか！」
私が少し恥ずかしい想いで反抗すると
ロキさんは愉快に笑った。
ロキ「ははは！」
A(ああ…もう…。
ロキさん役者になれちゃうんじゃ…)
ハリー「僕は元から信じてたよ！お姉さん」
と男の子は元気いっぱいの笑顔を私に見せてくれた。
するとロキさんが「最初はハリーも疑っていたでしょう」と横から水を指して
ハリー君に軽く睨みつけられていた。
A「ふふ…っ」
その光景に思わず微笑ましくて笑っていたら
ハリー「じゃあロキ
このお姉さんに会った事あるの？」
A「え…？」
と急にされたハリー君の質問に少し驚いた。
A「あ…ううん！
このお兄さんと会ったのは今日が初めてだよ」
私が慌てて首を横にふると
ロキさんが「いえ」と私に言った。
ロキ「貴方が 毎日のように薬を配りに来ていたことを知ってました。
私もよく仕事の息抜きがてらにこの海辺へ来るので」
A(そうだったんだ…。
あれ…なら)
A「あの…その時はどうして疑わなかったんですか？
私が薬に毒をもっていないか…とか」
私の質問にロキは「ああ」と思い出した様に笑った。
ロキ「亜人に毒をもる様な人が 毎日
あんな風に遠い国から来ないでしょう。
それにもし毒をもっていたものを配っていたのなら…あんな毎日 嬉しそうに受け取りに来る亜人もいません」
A「っ！
…そこまで分かっていて
試したなんて意地悪な方ですね…。」
私は俯いて少しむくれた。
あんなに一生懸命熱弁してた自分が
今更すごく恥ずかしい。
ロキ「ふふ…すみません
貴方の考えを伺いたかったんですよ
また…明日もここで会えますか？」
その一言に…その笑顔に
私が必要とされている様な気がして
凄く嬉しくなる。
宮廷では必要とされていない私の…私がいてもいい場所
A「…はいっ！」
私は嬉しくて幸せで心の底からの笑顔を彼に向けた。
ハリー「ロキー！僕も来ていい？
行きたーい！(お姉さんに会いたい…！)」
ロキ「ハリーは家でお母さんのお手伝いをしっかりして下さい。前に「反抗期だ」と
わざわざ王室まで相談しに来たんですから」
ハリー「何なんだよー！ちっ！」
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まんじゅう - 子ねこさん、本当にコメントありがとうございます…！！本当にすごく嬉しくて励みになりました！子ねこさんのことが大好きです！本当にありがとうございました！更新が遅れてしまってすみません汗 (3月16日 21時) (
レス) @page25 id: c2801811dd (このIDを非表示/違反報告)
子ねこ(プロフ) - とても面白いです！更新頑張ってください！ (2017年8月18日 7時) (レス) id: c1c8e0d2e6 (このIDを非表示/違反報告)
まんじゅう - ももさん» ももさん本当にコメント下さってありがとうございました！！おおお！ロキがかっこいいだなんてありがとうございます！目指していたところなので凄く嬉しいです！はい！これからも頑張りますね！本当にコメントありがとうございました！ (2016年10月18日 19時) (レス) id: ea9e0a7961 (このIDを非表示/違反報告)
まんじゅう - 香音さん» はい！分かりました！香音さんの素敵なアドバイスのとおりナカバと交流させますね！コメント嬉しいです！ありがとうございました！ (2016年10月18日 19時) (レス) id: ea9e0a7961 (このIDを非表示/違反報告)
まんじゅう - 香音さん» 香音さんコメント本当に嬉しいです！！ありがとうございます！前からコメントして下さってましたよね！？本当におくれてすみません！ありがとうございます！ロキキャラ崩壊してないか不安だったので凄く嬉しいです！ (2016年10月18日 19時) (レス) id: ea9e0a7961 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まんじゅう | 作成日時：2015年10月24日 19時
