【002】ママ ページ3
なかなか答えられずにいた。言っても言わなくても確実に出荷されてしまう。どうすれば...
「はぁ...知ってしまっても出荷はしないわ。ママになるなら知ってしまうことだし」
A「マ、ママ...」
「もういいわ。確か、明日は朝食の当番だったでしょ？早く寝なさい」
A「うん...おやすみママ」
「おやすみなさい」
翌朝、朝食が終わってからみんなにママが昨日のことをみんなに知らせた
「実はね、Aの里親が決まったのよ！急に昨日決まってね、今日の夜出発しなければいけないの。今日はAといっぱい遊んでもらいなさい」
子供達「はーい！」
今日でこの兄弟達と永遠にお別れ...もう、二度と遊べない...お喋りもできない...私はママに推薦されたけど、他の子はされていない
この子達は出荷されてしまうのだろうか。みんな食べられてしまうのだろうか...私だけ生き残るなんて罪悪感が大きすぎて...
子供a「ねえねえ！一緒に遊ぼうA」
子供b「今日でAと遊べるの最後だから、夜まで遊びたい！」
A「うん。夜まで遊ぼうか！」
この子達を逃がすっていうのもいいけど、確か体のどこかに発信器がある。変なことをすればママにすぐバレてしまう。
兄弟と一緒に遊んでいたら、いつの間にか夜になっていた。結局みんなを逃がす方法なんて思い付かなかった。
このハウスで食べる最後の夕食を食べてから、兄弟達と最後のお別れをした。それから、荷物をまとめてママと一緒に外に出た。
外の風はいつも以上に冷たく感じた
「A、もうお別れね。最後に１つ質問があったら答えてあげるわ」
A「他の兄弟は...出荷されるの？」
「出荷される子もいればされない子もいるわ。テストの出来が悪い子から順に出荷するつもりよ」
A「そう...」
「まさかとは思うけど、子供達を逃がそうだなんて考えていないわよね？」
A「...うん、ママ」
「いい子よ...愛してるわ私のかわいいかわいいA」
門の中に入ると、
あの時見た鬼がいた。
A「え...ママ...嘘ついたの？」
「ふふっ...」
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ユウゴ - とても面白かったです！続きを早く読みたいです。楽しみに待ってます！ (2020年8月12日 10時) (
レス) id: 5f014d6a1f (このIDを非表示/違反報告)
つる(プロフ) - まろまろさん» わざわざありがとうございます。頑張りますね！ (2019年8月26日 23時) (レス) id: 4e2fae6810 (このIDを非表示/違反報告)
七海 - 夢主の呼ばれかた、「シスター」のほうがいいと思います。 (2019年5月19日 21時) (レス) id: 79794f06f6 (このIDを非表示/違反報告)
まろまろ - 頑張ってください！！面白いので！！ (2019年5月13日 21時) (レス) id: b9e42e7531 (このIDを非表示/違反報告)
つる(プロフ) - 蜜柑さん» わざわざありがとうございます。更新頑張りますね！ (2019年4月5日 16時) (レス) id: 4e2fae6810 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：つる | 作成日時：2019年4月2日 2時
