【019】助けたい ページ20
エマ「お願い。ノーマンを助けたいの」
A「私も、こうした方がいいと思っているの」
"１人で逃げなさい"と言われて、ノーマンは驚いた。そして、少し考えてから返事をした。ノーマンの「できない」という答えを遮るように、エマとレイは「却下」と言った。
レイ「まぁ、聞けよ。正確には明日昼1人で"逃げたフリ"をしろ」
ノーマン「...え？」
レイ「発信器を無効化させて、逃げたフリをする。そして、エマの足が治るまで敷地内に潜伏しろ」
エマ「そして、決行日に一緒に逃げる！」
A「ママのことは私が何とかするわ」
ノーマン「けど、僕が逃げたら警備が厳しく...」
レイ「問題ない。ハウスの飼育方針から言って、大した警備強化はされない」
ノーマン「飼育方針？」
A「それは、のびのび健全に育てること、秘密を厳守することよ」
レイがその説明をした。レイとノーマンの2人はしばらく話し合ったが、ノーマンは自分だけが逃げるフリをするのには賛成しなかった。
険悪な雰囲気になってしまい、レイは困っていた。確かにノーマンが逃げたフリをしたら、代わりにエマかレイが出荷されてしまう。
エマ「ねえ、レイも足折ればいいよ。一緒に骨折しよう？」
エマのその発言にみんな驚いた。
A「骨折...？！」
ノーマン「エマ、何言って...」
エマ「門で鬼が言ってたでしょ？私達は特別な高級品。出すときはちゃんとしてないとダメ。だから、レイも大怪我しちゃえばすぐには出荷されないよ！」
そんなエマの話を聞いてレイは笑った。
レイ「よし、折ろう」
ノーマン「レイ？！」
レイ「足じゃなくて、腕でもいいんじゃないか？」
エマ「そうだね！Aもママみたいに骨を折れる？」
A「私はママみたいに上手く折れないと思うわ...」
ノーマン「ちょ、ちょっと待ってよ！」
続く (更新停止中)
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ユウゴ - とても面白かったです！続きを早く読みたいです。楽しみに待ってます！ (2020年8月12日 10時) (
レス) id: 5f014d6a1f (このIDを非表示/違反報告)
つる(プロフ) - まろまろさん» わざわざありがとうございます。頑張りますね！ (2019年8月26日 23時) (レス) id: 4e2fae6810 (このIDを非表示/違反報告)
七海 - 夢主の呼ばれかた、「シスター」のほうがいいと思います。 (2019年5月19日 21時) (レス) id: 79794f06f6 (このIDを非表示/違反報告)
まろまろ - 頑張ってください！！面白いので！！ (2019年5月13日 21時) (レス) id: b9e42e7531 (このIDを非表示/違反報告)
つる(プロフ) - 蜜柑さん» わざわざありがとうございます。更新頑張りますね！ (2019年4月5日 16時) (レス) id: 4e2fae6810 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：つる | 作成日時：2019年4月2日 2時
