第３プラントの新しいシスター【約束のネバーランド】

【014】敵か味方 ページ15

子供「ねぇ、Aとレイは？」

エマ「あれ？いない...」

子供「ママー！Aとレイがまだ来ない」

イザベラ「そうなの？エマ、2人は？」

エマ「わからない...さっきまで一緒だったんだけど」






A「あなた達のスパイ...」

レイ「ママを監視してほしい」

A「まだ、私はあなた達の敵か味方か確定していないのよ？なぜ私を頼るの？」

レイ「本当にAは、俺達のことを他の大人に言っていなかったから。試しに」

A「...昨日、何時まで起きていたの？」

レイ「時計見ていなかったから知らない」

A「夜更かしはダメよ。みんなが待っているから、早く食堂に行きましょう」



ママ...イザベラのスパイ。子供達を助け出すことは、私がママを目指した１番の目標。やっとできるのは嬉しいことだけど、バレてしまったら...

子供「Aどうしたの？」

A「...なんでもないわ」

子供「大丈夫？」

A「えぇ、大丈夫よ！ご飯が冷めないうちに食べましょう」

子供「うん！」

イザベラ「...」




レイ「Aに、俺達のスパイにならないかって話してみた」

エマ「えっ？まだ敵か味方かわからないのに...裏切られたら...」

ノーマン「試してみるのもいいんじゃないかな？」

レイ「さっそく今日試してみる」





A「話って何かしら？レイ」

レイ「スパイのこと」

A「その話ね...」

レイ「今日、エマとノーマンの2人が下見に行く。俺はママを引きつけるけど、もし俺が失敗したらAがママを引きつけてほしい」

A「...わかったわ。もし、裏切ったら、私はどうなるのかしら？」

レイ「シスターの座から下ろして、ママになれなくなるようにする...！」

A「...わかったわ。下見、頑張ってね」

レイ「ママのスパイ頑張れよ」








「レイ達が──────」

イザベラ「そうなのね...ありがとう"＿＿"」

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