【010】レイ ページ11
A「ドンとギルダは?5人で話し合いをしていなかったかしら?」
ノーマン「2人は先に部屋に戻ったよ」
足音が聞こえてきた。時計を見ると、もう10時...子供達は寝ている時間。イザベラが3人を探しているのだろう。
A「ママが探しに来たかもしれないわ」
エマ「えっ...?」
ノーマン「レイ、エマ隠れよう」
レイ「わかった」
───ガチャッ
入ってきたのは
フィル「A...うぅ...」
イザベラではなくフィルだった。
A「どうしたの?フィル」
フィル「怖い夢を見ちゃって...」
A「そうだったのね...よしよし。どうして私がいる場所がわかったの?」
フィル「ママを探していたら、図書室の明かりが点いていて...ママかなって思って入ってみたんだ」
A「ママはいないの?」
フィル「うん...ママのお部屋も行ってみたんだけど、いなかったよ」
A「そう...」
いつもは、今の時間は子供を寝かしつけたり、部屋で仕事をしていたりしている。本部にでも行っているのかしら...
A「もう大丈夫よ。私が一緒に寝てあげるわ」
フィル「うん...」
ベットでしばらくフィルの体を撫で続けていると、安心したのかぐっすり眠っていた。
A(あの3人はもう寝たのかしら...)
部屋に行って確認してみると、エマとノーマンの2人は自分のベットで寝ていた。レイだけいない。
A(どこに行ったのかしら...)
何かあったら大変だ。探すことにした。
A(具合が悪くなったり、怪我をして動けなくなっているかもしれないし...)
過保護すぎるのかもしれないけど、何かあったらイザベラに迷惑がかかってしまう。それに、私がシスターを辞めさせられて出荷されるかもしれない。そうなってしまったら、今までの努力が水の泡だ。
ハウスの中を隅から隅まで探したが、見つからない。
A(そうだ!懐中時計型の受信機で調べれば...)
レイらしき発信器の信号は外にあった。
レイ「♪〜♪〜」
レイは、1人で空を見上げながら鼻歌を歌っていた。
A「素敵な歌ね...」
レイ「...聴いていたのか」
A「えぇ...もう遅いから早く寝なさい」
レイ「わかった。でも、その前に聞きたいことがあるんだけど...」
A「何かしら?」
レイ「Aって...何か、ママに似てるよな」
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ユウゴ - とても面白かったです!続きを早く読みたいです。楽しみに待ってます! (2020年8月12日 10時) (レス) id: 5f014d6a1f (このIDを非表示/違反報告)
つる(プロフ) - まろまろさん» わざわざありがとうございます。頑張りますね! (2019年8月26日 23時) (レス) id: 4e2fae6810 (このIDを非表示/違反報告)
七海 - 夢主の呼ばれかた、「シスター」のほうがいいと思います。 (2019年5月19日 21時) (レス) id: 79794f06f6 (このIDを非表示/違反報告)
まろまろ - 頑張ってください!!面白いので!! (2019年5月13日 21時) (レス) id: b9e42e7531 (このIDを非表示/違反報告)
つる(プロフ) - 蜜柑さん» わざわざありがとうございます。更新頑張りますね! (2019年4月5日 16時) (レス) id: 4e2fae6810 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:つる | 作成日時:2019年4月2日 2時