7.雨 ページ8
やっと町に着くことができた。どうやら、女の子の家は甘味処らしい。可愛らしい動物や花の形をしているお菓子が並んでいる。
女の子「お姉ちゃんありがとう！」
母「わざわざ送ってくださってありがとうございます。もう１人で行っちゃダメよ？」
女の子「うん...」
A「いえ、怪我がなくてよかったです。それでは失礼します」
女の子「待って！お母さん、お礼にお姉ちゃんにお菓子食べさせてあげいな」
母「そうね。何か食べたい物はありますか？」
どれも可愛らしいお菓子ばかりで、なかなか決められない。
女の子「おすすめはね、このうさぎさんの大福だよ」
A「じゃあ、それにしようかな」
女の子「はい、どうぞ！」
白くて、丸くて、本物の雪でできているみたいな大福だった。
雪...あの家で見た雪景色は、とても綺麗だったな...
A「おいしい...！」
鬼と戦って、疲れた体に丁度いい甘さだった。
A「ごちそうさまでした」
女の子「ばいばい！」
あれからずっと師範のことを考えていた。大切な人を突然失った悲しみは大きかった。しばらく立ち直れなさそうだ。
A「...雨」
かなり強い雨だ。傘を持ってはいないし、雨宿りができそうなところはない。
落ち込んでいるし、歩く体力がなかったので道の端の方でうずくまっていた。
A「何で、こんなことに...」
気付いたら私は泣いていた。すると、突然雨が体に当たらなくなった。雨はまだ降っていたから、誰かに傘をさされているのだろうか。
A「...あなたは？」
顔を上げると、白い肌で赤い目をした男が立っていた。
「どうしたんですか？風邪をひいてしまいますよ」
A「ちょっと、疲れていまして」
「そうなんですか...よかったら使ってください」
A「でも、あなたが濡れてしま...」
立ち上がって傘を返そうとしたが、さっきの男はもういなかった。
A「...いっ！こんなところに傷なんて作ったっけ...？」
首元には、何かに引っ掛かれたような傷があった。
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鬼舞辻さんの口調おかしかったらすみません！
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心(プロフ) - とっても面白いです！続き楽しみにしてます！夢主は鬼になったちゃんでしょうか？応援してます！ (2019年8月16日 13時) (
レス) id: 2141c8a0fe (このIDを非表示/違反報告)
つる(プロフ) - ゆきなさん» わざわざありがとうございます。気付きましたか！無理せず自分のペース頑張りますね (2019年8月16日 1時) (レス) id: 4e2fae6810 (このIDを非表示/違反報告)
つる(プロフ) - 天さん» わざわざありがとうございます。楽しんでいただけるように頑張りますね！ (2019年8月16日 0時) (レス) id: 4e2fae6810 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきな(プロフ) - 鬼になってますね！これからも無理せずに頑張ってください！楽しみにしてます！ (2019年8月15日 20時) (レス) id: e7791cc44f (このIDを非表示/違反報告)
天 - 続きがとっても気になります!!! 楽しみ!(*≧∀≦*) (2019年8月13日 22時) (レス) id: de9e002270 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：つる | 作成日時：2019年6月30日 19時
